コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

【TRPG】初めてのTRPGセッションに参加しました! というお話。【クトゥルフ神話】

 お久しぶりの更新になります、コネクトにございます〜。

 

 さていきなりですが、私コネクトは今月某日、「TRPG」というゲームを始めてプレイしてまいりました!

 

 ご存じない方に軽く説明しますと、TRPGとは「テーブルトークロールプレイングゲーム」の略称であり、要するに「プレイヤーとゲームマスターが、会話とダイスの出目によってゲームを進行していく」という、アナログゲームの一種となります。

 普通のRPGとの大きな相違点として、ゲームに用いるものはキャラクターのステータスを書き込んだキャラシートと、行動の成否を決めるダイスのみ。様々なシナリオを、プレイヤーの知恵とひらめき、そしてダイス運によって切り抜けていく…というのが、TRPGのざっくりとした概要です。

 

 で、今回コネクトがプレイしてきたのは、数あるTRPGの中でも金字塔と言えるシリーズ「クトゥルフ神話TRPG(以下「COC」とも表記」となります。

 こちらも知らない方のために説明しますと、プレイヤーは現代を初めとするさまざまな年代に生きる人間、通称「探索者」となり、日常の裏に潜む「神話的存在」の脅威、そしてそれらがもたらす「狂気」に立ち向かうというTRPGです。

 著名な単語として「SAN値(正気度とも)」という概念があることで有名ですね。割と昔の話になりますが、いっとき話題となった「這い寄れ!ニャル子さん」という作品も、このクトゥルフ神話(このTRPGシリーズの元になった架空の神話)が基になっていたり、界隈のみならず広い分野で認知されているシリーズでもあります。

 

 前置きがてらの説明が長くなってしまいましたが、今回は初のTRPGに参加した感想なんかを書き連ねつつ、自分なりのハイライトや反省点なんかを纏める記事となります。

 またそれに伴い、今回使用したシナリオである「白薔薇の死刑」に関するネタバレが多分に含まれることが予想されますので、現在このシナリオを回されている方や、このシナリオを回す予定のある方は、ここ以降の閲覧をご遠慮されるようお願いします。

 

 では、以上の点をご了承いただける方のみ、続きをお読みください!

 

 

 

 

***

 

 

 今回プレイしたシナリオは、上にも記述した通り「白薔薇の死刑」。

 現代フランスはパリでの旅行中、突然謎の館に監禁された探索者たちが、館からの脱出を目指す…というのが、大まかなシナリオのあらすじです。

 

 参加者はキーパー(COCにおけるゲームマスターの呼び方。KPとも)を含めて3人…だったのですが、諸事情によってもう片方のPL(プレイヤー)が欠席となり、実質私ことコネクトの単独セッションとなりました。

 

 KPを務めていただいたのは、ぷそに絡みで知り合ったフレンドさんであるJa.Ra.Aさん(ゲーム内での愛称を取って、以降はジャディスさん、もしくは単純にKPと呼称します)。同氏は経験豊富なクトゥルフユーザーでもあり、様々なセッションに参加される中、「PSO2絡みの人たちでセッションをしてみたい」という呟きを拾ったコネクトが参加を打診し、今回のセッションが実現と相成りました。

 

 

 

 各種感想に入る前に、ざっくりと総括した感想を述べますと――

 

 

めっっっっっっちゃ楽しかったです!!!!

 

 

 TRPGという物はかねてより動画サイトなどで知っており、自分もやってみたいなぁとは常々思っておりました。

 プレイのためにルルブ(ルールブック)なんかも購入したのですが、いかんせんリア友達を誘うにもハードルが高く、無理に誘っても楽しくプレイはできないだろうということもあり、中々セッションが実現しなかったのです。

 そこに降って湧いたお誘い、自分としては受けるより他は無く。結果、非常に思い出深い初体験となりました。

 

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 初のTRPGキャラとして生まれ、本シナリオを共に駆け抜けたのは、こちらの「綾里恵一(アヤサトケイイチ)」。キャラ絵は当然ながらコネクトが自作しましたw

 職業である植物学者は、ステータスを見たKPから「学者なんて面白そうですね」と助言を貰って設定しました。他の分野の学者でもよかったのですが、「幼い頃から植物が友だちのぼっちだった」というキャラ設定や、「目星技能を習得するにあたって、観察を要する植物学者は適任だろう」という考えのもと、現在のキャラ設定が生まれました。

 

 ただ、蓋をあけると進行役が自分しかいないことと、POW(精神力)のステータスが高かったこともあって、ぼっち設定どこ行ったんだよとツッコむレベルでNPC達と絡んでおりましたw

 結果的に、本シナリオのキーキャラでもあったチャールスとの交流を経て、「穏やかで優しいけど、いざという時は芯の強いキャラ」として収まったので、自分としてはホッとしていますw

 

 

 さて、セッション中の内容を全部挟むと書ききれないくらい長くなるので、ここからは個人的ハイライトなんかを。

 

 

 PLが1人不在ということで、その方の持ちキャラは今回KPが操作していたのですが、元キャラが濃いせいでまぁ目立つわ目立つわ。

 そもそもキャラ設定からして「自称太陽神の見た目レイザーラモンHGなオカマ・田中太郎とかいうカッ飛んだ内容だったので、きっとKPも扱いに困ったのでしょう。

 彼(以降田中太郎で)との合流は、「広場の露天に1円で売られていたのを押し売りされる」という形で実現しましたw

(「元から知り合い」みたいな設定生やせばよかったなぁ、とこの記事を書きながら反省していますw)

 

 また、このシナリオを補佐するNPCとして、ウィリアム・サンドウェアという探偵キャラがおりました。

 彼の活躍がまた有能オブ有能でして、恵一のミスをカバーしたりはもちろん、鳥頭なPLが忘れていたものを的確なヒントで思い出させてくれるなど、「これが経験の差…!」と感嘆することが何度もありましたw

 

 セッション終了後に彼の正体が明かされたのですが、まさかのシナリオに用意すらされてなかったKPの持ちキャラだとはつゆにも思わず。

 ウィリアムを通じたKPの誘導やらが巧みすぎて、完全にこのシナリオ用のNPCだと勘違いしていましたw

 

 本シナリオのキーパーソンでもあったチャールス(ズではなくてス。ここ重要)との交流は、個人的に非常に楽しかったポイントの一つです。

 死刑執行人というキーワードが出た時点……もっといえばシナリオ序盤に出てきた「PC達への死刑宣告」に彼が含まれてない時点から、「この子絶対ヤバいよな?」みたいなのはずーっと感じていたのですが、完全に敵対しているわけでもない彼に危害を加えるのはPL、PC共にはばかられ、結局最終決戦までほぼずっと一緒に行動しておりましたw

 道中、チャールスに関する記述のある資料や、彼に渡せば何かしらの反応や情報が出るであろう情報が出て来るたび、「これいつ渡そう……」と考え、気が付いたら機会を失って渡さないままシナリオ完走してました

 後になってシナリオを読んだ今となっては、渡さなくてよかったんだなぁと人知れず安堵しておりますw

 

 

 

 キャラクター面以外で印象に残っているのは、3〜4時間ほどの比較的短めのセッションだったのにファンブル大連発だったことでしょうか。

 終了後にKPが計上してくださってましたが、本セッション中だけでPC、NPC含めて驚異の6回を記録しておりますw KPの後語りで「よく生き残れましたね」と書かれていたくらいにはダイスの女神さまが爆笑しておりました。

 

 最終決戦で「処刑執行人」との戦闘があったのですが、恵一以外の全員がファンブルかまして、ラスボスの処刑執行人共々みんな揃ってドリフばりにズッコケ芸をかまし時は素で「エエェェ(´Д` )ェェエエ」状態でしたww

 

 他にも、恵一が聞き耳ファンブルして扉を突き破る→聞き耳してたのがよりによってムーンビーストの部屋だったので、運悪く部屋に突入して単独で戦闘開始とかいう大ポカをかましたこともありました。あの時はマジで焦りましたハイ。

 しっかり成功させた部分もあった反面、いらんところでファンブル叩き出してKPが頭抱えてたのは、なんというか申し訳なかったですw

 

 

 個人的なベストバウトを上げるとすればやっぱり、上記した処刑執行人との戦闘中にあったダイスロールでしょうか。

 戦闘冒頭、処刑執行人に殺されそうになったチャールスを助けるべく、恵一は事前に獲得してた短剣を投擲し、処刑執行人の注意をそらすことを選択。

「当たれえぇぇッ!!」と中の人がリアルで叫びながら挑戦したダイスロールが見事成功を叩き出し、見事に気をそらすことに成功した……という出来事は、本セッション中のダイスロールの中でもひときわ強く印象に残っております。思わず落書きでそのシーンを描くくらいには。

 こう書いてはTRPGに造詣がない人に笑われるかもしれませんが、PLの思いがダイスロール、ひいてはPCに伝わったような感じがした……と言えばいいのでしょうか?

 そんな不思議で心地よい一体感を体感できたこと、そして投擲技能初期値というハンデを撥ね退け、ここ一番の場面でばっちり成功させたことなどが重なった結果、自分の中ではもっとも印象深いダイスロールとなりました。

 

(なお、実はそんなに焦って行動しなくてもチャールスの救出は十二分に間に合った……ということをつい先日知り、「俺の苦労は…」状態になったのは内緒の話ですw

 

 

 

 そんなこんなで、シナリオはどうにかグッドエンドに到達。

 ラストシーン、チャールスとセシルの生まれ変わりが笑いあっていたシーンは、とても印象的です。描写にはありませんでしたが、きっと二人の周囲は、風に吹かれて舞う白薔薇の花びらで彩られていたことでしょう。というか自分の脳裏にはそう映りました。

 

 エンディング前、チャールスからとある問答を投げかけられた時は、理想に夢を抱かせるか、現実に希望を見出させるか、ハイパード真剣に悩んでおりました

 最終的には、考えうる現実を答えながら、それでも……と希望を抱かせるような、そんな答えを投げ返しました。自分が出せる答えとしては、きっとアレが最良だっただろう……と、セッション終了後も胸を張って言える自信があります。

 ダイスロールのベストバウトが上記した場面ならば、ロールプレイにおける自分的ベストバウトを挙げるなら、迷わずこの場面でしょう。我ながら良いRPができたな、と思う場面は他にもある(扉の先を伺う時、さりげなくウィリアムにチャールスを任せるシーンだったり)のですが、この時紡いだあの言葉は、きっと彼にも届いたと信じております。

 

 

 ちなみに、セッション終了後の成長ロールを経て、恵一のキャラシートはこんな感じになりました。

綾里 恵一 (アヤサト ケイイチ) - キャラクター保管所

 

 特筆するべきは、上記した場面で初期値成功させた投擲技能が最大値で成長したことでしょうか。きっと暇を見つけてはストラックアウトあたりで鍛えていたんでしょう。

 

 その他、持ち物に本シナリオクリア報酬が入っておりますが、恵一は多分持ち歩かず、家か仕事場のどこかに花瓶で生けて飾っているんだと思います。

 フランス土産でもあり、不思議な体験を経た証。そして、あの場所で紡いだ確かな「絆」の象徴として、今日も恵一の隣で赤い花を咲かせていることでしょう。

 きっとこれを使う時は、恵一が探索者として引退するとき。「力を貸してくれ――チャールス」みたいなシチュエーションで使いたいものです。

 

 

***

 

 

 さて、非ッッッ常に長くなってしまいましたが、このくらいで初TRPGの感想を終わらせていただきたいと思います。

 クトゥルフ神話のみならず、TRPGとはどれも非常に奥深く、楽しいゲームです。こんなグダグダな感想を読んだ未経験者の方が、少しでもTRPGという分野に興味を持っていただけると、中の人としては非常に嬉しいです。

 自分としても、いつかまたの機会があれば是非とも別のセッションに参加してみたいと考えていたりします。いつになるかは全く分かりませんが、もしも次があったならば、その時もまたこうしてここに感想を書きなぐろうかなと思います。

 

 というわけで、本日はこの位で失礼させていただきます。

 それでは。