コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

短編 黒のガンズレイヴ

 硝煙が立ち上る。
 炎が、人々を飲み込んでいく。
 破壊された建物から噴き出た瓦礫の粉塵と、燃えた何かがまき散らす灰の只中を、少年は息を切らせながら駆け抜けていた。その眼でひたすら輝くのは――希望に満ちたきらめき。
「はっ、はっ……、やっと、こんな国から、おさらばできる!」
 そう言って笑いながら走る少年の目の前には、人が乗り込む前に打ち捨てられたらしい、巨大な体躯を持つ鋼の巨人があおむけに横たわっていた。
 少年が鋼の装甲に手をかけてよじ登り、傷の状態を確認すると、どうやらその機体はほかの巨人が繰り出した打撃によって倒されたらしい。無残にひしゃげた腹部が、その衝撃を物語っている。
「……あー、これ動くかなぁ」
 呟きながら、少年はへこんだ所為で外れたコクピットハッチを押しのけて、露出したパイロットシートへと体を滑り込ませる。が、ちっと舌打ちを挟むと、すぐに少年は身をよじってコクピットからはい出した。理由は単純明快、巨人の中に納められた精密機器たちが、殴られた時の衝撃でまとめてお釈迦になっていたからである。
 横たわる巨人から飛び降りた少年は、その近くに転げ落ちていた小銃をひっつかんで、路地裏へと逃げ込んだ。その瞬間、先ほどまで少年が立っていた場所を、巨大な鉛の弾が何発も通過していく。
 放ったのは、少年が乗りこもうとした巨人とは違う形をした、また別の巨人だった。幽鬼のように青く光る単眼は、ゆらりゆらりとその光を左右に揺らして自らの獲物を探すが、やがてそこに転がっていた人の腕らしきものを確認すると、興味を失ったように身を翻して、地響きとともに去っていく。
 その様を路地裏から伺っていた少年は、ふんと一つ鼻を鳴らすと、先ほどまでとは別の方向へと駆けて行った。
「……さぁて、この状況で格納庫に出払ってない機体はあるかなぁ」
 走りながらそうつぶやく少年だったが、ふと目の前の光景に気が付き、砂煙をあげて足を止める。
「ねぇ、貴方はとっても面白い人ですね?よければ、私を使ってみませんか……?」
 嘯くように言葉を紡ぐのは、亡霊のように真っ白い肌を持った、金色の瞳の少女だった。


 新歴2045年
 太陽からの電磁波の変化によって人々が鋼の翼を奪われ、再び空を夢見る者となってから、しばらくがたった未来。
 人々は不足したエネルギーをエネルギー変換、増幅路である「ミーティア」で補いつつ、わずかに残った資源を手中とするために、大地せましと
戦いを繰り広げていた。


 人型戦闘車両「ガンズレイヴ」。鋼の巨人とも形容されるそれらは、地上を主戦場とする人々が手にした、新たなる剣であり、新たなる鎧でもあった。
 この物語は、そんなガンズレイヴの中でも一風変わった機体と出会い、人生の変革を迎えた、一人の少年の物語。



「……誰だ、君?」
 突如として目の前に現れた、不可思議な特徴を持つ少女。少年が住む国の者には似つかわしくない可憐な容姿をいぶかしみながら、少年は疑問を口にした。それに対して、少女は金の瞳と黒の髪を妖しく揺らめかせながら、小さな口でクスクスと笑う。
「今は私が誰かなんて、関係ありませんよ。今重要なのは、貴方が生き残って、この理不尽で塗り固められた国から脱すること。……そうでしょう、千家悠(せんけゆう)さん?」
「っ……なぜ俺の名前を!」
 悠、と名前を呼ばれた少年が、怪訝を警戒へと移し替えて小銃を構えた。しかし少女は、人を肉塊に変える兵器の銃口を目前にしてもなお、蠱惑的に笑いかける。
「ふふっ、まぁそう焦らないで下さいよ。ことがすべて終わったら、私の身の上もお話ししましょう」
 そう言って笑っていた少女だったが、ふと微笑みをやめたかと思うと、ぐるりと別の方向を向いて困り顔を作った。
「ともあれ、まずは生き残ることが先ですね。……ついてきてください、こっちです」
 再び身を翻した少女が、今度は伸ばしてきた手で悠の手をがっちりとつかむ。突然の行動に小銃を取り落した悠に構うこともなく、少女は彼の手を引いて一直線に走り出した。
「っおい、ちょっとまてよ!まずは説明しろっての!」
「詳しいことは終わってからでお願いします。……あなたも、こんなところで死にたくはないでしょう?」
 一瞬反抗的な言葉を口にする少年だったが、返ってきた言葉に反論することはかなわず、不満を飲み込んで少女の疾駆と道をともにした。
 悠は、自身が生まれ育った、この国を心底嫌っている。ミーティアと呼ばれる、貴重なエネルギー増幅、変換器を有し、たくさんの貧民を救うというきれいごとを口にしておきながら、実情と言えば上流階級だけが私腹を肥やし、富を得ているだけであり、貧民に対する施しなどひとかけらも存在しないというのが現状だ。
 そんな国の貧民層で生まれた悠は、この国の汚い部分のほとんどを知っている。むろん、それだけの裏を見ればきれいな部分もあったのだが、それ以上の汚れがこの国にこびりついていた。そうして貧困にあえぐ貧民たちを、汚れで見えなくなった目で見て見ぬふりをしてきた国を、悠は嫌っている。その点、自らの手を引き、目の前を走る少女は、そんな退屈で変わらない日常とは、どこか違う空気を持っていた。その感覚は、悠が待ち望んでいたものと、よく似ている。
 ――少しくらい付き合うのも、やぶさかではない。そう考えながら走っていると、不意に先導していた少女が足を止めた。何事かと同様に足を止めた悠に向けて、不意に少女が妖しげな笑みを浮かべる。
「着きましたよ。……今の貴方には武器が必要ですからね。確認がてら、貴方の実力を試させていただきます」
「何を…………ッ!」
 悠が口を開くよりも先に、少女がぐいと天を仰ぐように顔を上げた。それにつられて見上げた悠の視界に――金色に輝く双眸が映り込む。
「――ガンズ、レイヴ?!」
 悠の目の前で、立膝の体勢で静かに屹立していたのは、全高14mほどの巨大な体躯を持つ、人型戦闘車両――ガンズレイヴだった。どこからか上がった爆炎に浮かび上がったその装甲の色は、黒と金に彩られている。
 いつの間にこんな場所にガンズレイヴが居たんだ、と疑問を口にするよりも先に、少女がにこやかな顔で口を開いた。
「TI.M.G-009「アーテル」。テステリカインダストリーによって開発、建造された、最新型のガンズレイヴです」
「最新型? 最新型が、どうしてこんなところに」
「簡潔に言えば、試験運用の為ですね。それと、アーテルを使いこなせる人間を探すため、とでも言いましょうか」
 悠の疑問にさらりと答えた少女が振り向き、悠の顔を金色の瞳でまっすぐに射抜く。その一連の動作と耳にした説明を頭に入れた悠は、少なからず驚きの表情を見せた。
「……つまり、俺にこいつのパイロットになれと、あんたはそう言いたいのか?」
オフコースです。というか私、最初に聞きましたよ? 私に乗らないか、ってね」
 挑発的な笑みを無邪気な笑みに変えた少女に、しかし悠は降って湧いた更なる疑問をぶつける。
「私に乗る……って、どういう意味だよ」
「残念ながら、ここから先は守秘義務というものがありまして。……どうします? この機体に乗ってくださるなら、私のこともお教えしますが」
 くるりと表情を変え、今度はまるで誘惑でもしてくるかのように、少女が薄く目を伏せる。その言葉を聞いた少年は、一瞬頭に血が上ったような表情を見せたが、次の瞬間には獣じみた笑みを浮かべた。
「……一つ聞いていいか」
「何でしょう?」
 微笑む少女の方に向き直りながら、悠は小さく深呼吸する。どこか近くで爆炎が上がり、炎が二人と一機を彩った。
「こいつに乗れば、この国からサヨナラできるか?」
「できますとも。……後で説明するつもりでしたが、この機体に搭乗したら、貴方はテストパイロットとしてテステリカインダストリーへと出向しなければなりません。ですので、嫌と言っても貴方をこの国から連れ出します」
 おとがいに手を当て、少し考えた後、少女はそう告げる。
「上等だ。――――乗るぜ」
 一瞬ながら表情を消した悠は、次の瞬間には獣じみた鋭い笑みを浮かべていた。その表情を見た少女が、今度こそ満面の笑みを浮かべる。
「やっぱり、私の判断は間違ってませんでした。……私の名前はベルンシュタイン。ベルと呼んでください、マスター」
 言葉を切り、少女――ベルが頭を下げるのと、ほぼ同時。アーテルと呼ばれたガンズレイヴのコクピットハッチが、圧縮空気の抜ける音と共に開け放たれた。それを悠が見とめるより早く、少女が降りてきた二本の昇降ワイヤーの内の一本へと向かう。
「私はサブシートに座って、貴方の戦いをサポートします。マスターはコントロールシートに座って、アーテルの直接操縦を行ってください」
「ああ」
 上昇を始めた少女の言葉に頷いて、悠も素早くワイヤーをつかんでコクピットへと向かった。
 巻かれきったワイヤーから手を離し、コクピットを覗き込んだ悠が、内装を見回しながらつぶやく。
「操縦方法は同じか」
「おや、それは偶然ですね。それじゃあ、すぐにでも動かせますか?」
「もちろん。伊達に4年間、この国でパイロットやってたわけじゃないからな」
 ベルの問いかけに超然とした笑みを返して、悠はコクピットのハッチを閉じきった。一瞬暗闇に包まれたコクピットの内部が、次の瞬間には作動を始めた計器とメインモニターの光に満たされていく。
「……すげぇ解像度」
「最新型ですから」
 嬉しそうな声を背中に受けながら、悠は映し出された外の状況を確認し始めた。サイドディスプレイに表示されているレーダーと、機体外を映すモニターの映像を確認する限り、小国の地を踏んでいる反応は5つ。そのうちの1つは一瞬だけ青く点滅したが、次の瞬間には黒に変色し、レーダーから消え失せた。
「やられましたね」
「別に俺たちに関係はないさ。……動かすぞ」
 言葉を交わしてから間をおかずに、悠は右のフットペダルを軽く蹴る。その動作に合わせてアーテルの各部が唸りと軋みを上げて、ぐいっと全身を持ち上げた。わずかな振動を伝えるコクピットブロックで、油断なくモニタ内を警戒していた悠の耳に、ベルの声が伝わる。
「後方、敵影1。ライトに大型ハンドガン、レフトがフリーです」
「了解」
 左のフットペダルを引き、アーテルを振り向かせると、そこにいたのは小国を侵略した一団が使用する、銀色のガンズレイヴだった。その手には、ベルからもたらされた情報通りに大口径のハンドガンが握られている。
「撃たせるかよッ」
 口角を釣り上げると同時に、悠はアーテルの身をかがめさせ、一瞬のうちに飛び出した。そのままショルダータックルを食らわせ、空中で縦回転しながら離脱するアーテルの中で、操縦した本人であるはずの悠が驚きの声を上げる。
「――なんだこの機体っ、反応速度が段違いだ!?」
「そりゃあ、最新型ですからね!」
 サイドディスプレイに流れるログに「自動姿勢制御」の文字が表示されるのを確認しながら、悠はいきなりの出来事で跳ね上がった心拍数を落ち着けるように深呼吸した。自動姿勢制御を働かせたアーテルが、地面を横滑りしながら着地したのを確認して、悠は再びフットペダルを蹴りこむ。今度は先ほどのように思い切り飛び出すのではなく、反応速度に合わせて。
「はああぁぁっ!!」
 腕も振らずに疾駆するアーテルの中で、悠が裂帛の気合を口からほとばしらせる。同時に右手がスロットルを握り締め、前へ向けて突き出した。
 悠の操縦に反応して、アーテルが右の腕を振りかぶり、彼我の距離がゼロとなったと同時に振り抜く。突き出された拳は、とっさの挙動を見切れなかったらしい敵機の右肩へと突き刺さり、そのまま右腕を抉り取った。
「ふっ!」
 フットペダルを踏みつけて、今度は蹴りを叩きこむ。一瞬のうちに二度の攻撃を受けた敵機は、その衝撃に耐えきれないままに、数十メートルの距離を吹っ飛んでいった。
「――すごいです、これはすごい逸材です!まさかその若さでここまでガンズレイヴを扱えるなんて、私思ってませんでしたぁ!」
「お世辞は後にしてくれ。……とどめを刺しておかなけりゃ、いつやられるかわからないからな」
 周囲を見回すと、蹴り砕かれた機体の右腕が握っていたハンドガンが、手放しの状態で落ちているのを発見する。拾い上げたそれに残弾があるのを確認すると、悠はその場で蹴り飛ばした機体に照準を向け、ためらいなく引き金を引いた。火薬の爆ぜる音を響かせて飛翔した弾丸は、悠の狙い通りのコースをなぞって、敵機のコクピットと思しき場所へと着弾。沈黙させる。
「おや、ずいぶんと容赦ないんですね?」
「手加減して死ぬよりは、さっさと倒して安全を確保する方が有意義だからな。……わざわざ敵のことまで考える余裕なんて、俺にはない」
肩をすくめてそう答えるのとほぼ同時に、アーテルのレーダーが警告音を吐き出した。確認するよりも早く、ベルの声がコクピットの中に響く。
「左方向、敵機2。共にライフル装備ですね」
「ライフルか……ベル、コイツの射撃装備は?」
 撤退の方針でアーテルを動かすと、後ろからはなぜか楽しそうなな声が帰ってきた。
「いやぁ、この機体格闘戦に特化した機体なんですよ。なので、射撃武器はロケット弾迎撃用のバルカンしかありません」
「はぁ!? 接近戦特化?! っとと……なんだそれ、ふざけたコンセプトだな」
 操作を誤り、自動制御に助けられつつ撤退する中で、悠は眉根を寄せながら悪態をつく。返ってきたのは、心外そうな声だった。
「失礼な! このアーテルが実力を証明することができれば、世の中のガンズレイヴのパワーバランスがひっくり返るんですよ?」
「どう考えても覆らんだろうに……っていうか、近接特化とか言うくせに普通にハンドガンは撃てるんだな」
「まぁ、AIの規格そのものは標準のものですからね。ハンドガンくらいならわけありませんよ」
 やり取りを交わしながら、悠は照準を絞り込んでハンドガンの引き金を引き続ける。が、大口径にもかかわらず、放った銃弾はすべて相手の持つシールドにはじかれていた。
「チッ、傾斜付きの積層シールドか」
「こういう時こそステゴロですよ! さぁ、アーテルの剣でメッタメタにしちゃってください!」
 仕方ないな、とぼやきつつ、物陰に潜ませていたアーテルが身を覗かせ、一気に増速をかけて接近を図る。何をしようとしたのかを察知した二機だったが、悠が足めがけて打ち込んだハンドガンによって歩行する力を失った一機が、その場に崩れ落ちた。対して、もう一機は同じように増速をかけて、アーテルめがけて突っ込んでくる。
「っち!」
 予想外の行動だったが、対処のしようはあった。振るった右手からハンドガンを手放し、近づいてきた一機に叩き付けると同時に、フリーとなった右腕をぐるりと後ろにまげて、横向きで背中に差してあった格闘用の長剣、その柄に指をかける。
「ぜいっ!!」
「っちょ、ロック外してくださいって!」
 珍しく焦った様子のベルの声を聴きながら、悠は背中のソードホルダーから引きちぎるように抜いた剣を、横一文字に振るった。切っ先の一撃をもろに食らった敵機がぐらりとよろめいたその隙に、走りながら低く跳躍したアーテルが飛び蹴りを叩き込む。
 勢いに負けて、動けなくなったもう一機を巻き込みながら、二台の敵機はもろとも転がって行った。それを確認した悠は、しかしアーテルの首をぐるりと旋回させると同時に剣を振るい、それを防御する。
ダガーを使ってください! 蹴り飛ばして、投げナイフで爆破します!」
「――これか!」
 跳ね上がった腰のサイドアーマー、そこに収まっていたダガーの内の一本をアーテルが左手で引き抜き、逆手のままで敵機めがけて叩き込んだ。火花を上げながら敵機へとめり込むダガーを素早く手放したアーテルが、三度足を振るって回し蹴りを打ち込む。蹴り飛ばした方向は、先ほどまとめて吹き飛ばした二機がいる方向。
 地面を転がりながらそこへと向かっていく敵機を視界に納めながら、アーテルは反対側のサイドアーマーを跳ね上げ、そこに格納されていたダガーを左手で握る。やがて、もくろみ通りに二機の場所へと突っ込んだことを確認すると、アーテルの左手が閃き、投擲武器となったダガーが空間を飛翔した。そのまま敵機へと突き刺さったダガーは、その衝撃に反応して中に仕込まれていた爆薬に着火。固められていた三台の敵機を、先んじて刺さっていたダガーと共に、もろとも吹き飛ばすことに成功した。



「――片付いたか」
「周囲に敵影なし、反応もなし……そうですね、状況終了です」
 周辺の状況を確認した後、悠は詰めていた息をきわめて細く、ゆっくりと吐き出す。額には、じっとりと汗が浮かんでいた。意識を向ければ、いつの間にか息も上がっている。
「いやはや……マスター、私は感動していますぅ。まさか経歴と人格だけで目をかけた人が、こんなにも操縦に長けた人間だったとは全く思いませんでしたよぉ」
 降ってきた猫なで声に後ろを振り向くと、ホクホク顔でそんなことを言うベルが居た。だらしなく半開きになった口元を隠そうともせずに、悠に向けてにへらとした笑みを向けている。
「まぁ、長いことガンズレイヴを乗り回してたからな。……正直、ここまで高性能だとは思ってなかったが」
「んふふ〜、そうでしょそうでしょ? アーテルは本当にいい機体ですよ〜」
「……他の人間にいわせりゃ、コンセプトは最悪だろうけどな」
 肩をすくめる悠の言葉を聞いたベルが、おやと意外そうな表情を作った。
「その口ぶりは、もしかしなくてもアーテルのこと、気に入っていただけました?」
「ん…………まぁ、な。嫌いじゃない」
「そぉれはよかったぁ! じゃ、すぐにテステリカインダストリーへと帰って、正規登録を済ませちゃいましょう! ほらほら、そろそろお迎えも来ると思いますし、善は急げですよ!」
「わかったわかった……いろいろ説明してもらうからな?」
「もちろんですとも! ……あ。マスターがよければ、あんなことやこんなことも教えふきゃん!」
「っと、揺れた」
「止まりましたよ! 今絶対止まりましたよね?!」
 口うるさいサブシートのパートナーと会話を交わしながら、悠はこの先、自分がどんな人生を歩むことになるのかと、少しの不安と期待を寄せていた。


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というわけでこんにちはー、コネクトにございます。

今回書かせていただいたのは、うなにゃぎ様原作の「蒼燐のセンチネル」の外伝小説……と銘打った半オリジナル小説ですw
短編として書かせていただきましたが、実際この物語には続きがあります。なのに何故短編なのかというと、単純にコネクトがこれを続ける気力を維持できるか怪しいからです(オイ
というのも、この小説に出てくるロボット「ガンズレイヴ」は、元々うなにゃぎ様と競うように作りあっていた「改造ガンプラ」ありきの設定を持っているんです。なので安易に機体の追加もできませんし、アクションシーンも実際にプラモを動かして作っているので、出すための機体がないと続きを核にかけない、といった状況だったりするんです。
今回はただただ主役機である「アーテル」の無双シーンを書くだけだったので、敵も敵機としか表現していません。なので、よっぽどのことがない限り続きを書くことは無いかなぁと……w


というわけで、今回はこの辺でお暇させていただきますー。
またあいませうー ノシ