コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

小説だよん^^

うぃす、コネクでっすw
もう実力テストばっかでうんざりだゼイ☆
なぜかはわからないがネタが急浮上ww地球防衛軍の動画みたから?関係ないかwww


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第6章 終末 最終話
  希望が集う時




「わあっ!」
「いって!」
「ぶふぇっ!」
「うぐっ…」
機械兵の攻撃で次第に消耗するメンバー。兵器が壊滅状態なのに加え、他のメンバーは全員別の場所にいる。
つまり、増援は見込めない。ということになる。
「ちっきしょお…影射筒が壊れやがった…」
前線で張り切りすぎたせいか、今日何度目かわからない外壁への激突。同時に気を失った。
さらに新兵装であった影射筒は、エネルギータンクの被弾により暴発。使用不能に陥っていた。
「ぐっ…クソ、っがあああああああああああ!!!」
叫ぶヴァナルドが乱撃を繰り出す。次々と機械兵が打ち落とされていくが、それでも数は減らない。
ジャッ、というビーム弾の打ち出される音とともに
「ぐっ…ふ…」
ヴァナルドは轟沈した。
「嘘…だろ?ヴァナルドが、やられた!?」
ディスもその実力を熟知している。それほどに、敵の攻撃が激しいということだった。
「これで、残りは3人…」
現在動けるのはたった3人。ディス、ビット、ツンドラのみとなった。
歯噛みするディスに、また機械兵が襲い掛かる。
「くそ…!」
今日何度出したかもわからない衝撃波で、機械兵を打ち落とす。
その爆煙のなかから、また新たな機械兵が飛び出る。
「…っ!」
反応が遅れた。機械兵のブレードが一閃、ディスの体を切り裂く。
「がふっ……」
ディスの体に激痛が走る。が、それでも攻撃の手を緩めない。
しかし、傷を負ったまま戦うのはハンデがありすぎた。機械兵のハンマーで、あえなく迎撃された。
「マジかよ…ディスまで、やられた?」
呆気にとられたツンドラが、地に伏した。
「ゲハァッ…グウ……!」
倒れたツンドラに機械兵の無慈悲な一閃。
しかしその攻撃は外れた。ビットがハンマーをブン投げ、窮地を救ったのだ。
それを確認したツンドラは咆哮一発、全身に力を混め、
「氷龍!!!」
叫ぶと同時に氷のエナジーが実体化。巨大な龍となり、周囲に飛び回る機械兵を無差別に凍らせていく。
「おお…」
ビットがちょっと感心しながら、周囲を取り囲む機械兵を殴り倒していく。
だが、氷龍も長くは持たなかった。突如として飛来したいつぞやの機龍兵により、粉々に噛み砕かれたのだ。
「…!」
力を消耗したツンドラはもう動けない。助けるにしろ、ビットの技も届かない。
ゴキャッ、という音とともに――――――――


機龍兵が吹き飛んだ。
「?!」
二人が振り返ると、そこにいたのは血まみれのヴァナルドだった。ゼイ、ハア、と息を切らしながらも、
その目を爛々を輝かせて機械兵をにらみつける。
と同時に、2人の無線に通信。
『…繰り返します。本部施設に敵が侵入。動けるものは全力で処理に当たってください。繰り返します……』
「……どうする?」
2人が顔を合わせると、
「行け」
ヴァナルドが促した。
「さっさと行け。今施設内をやられれば終わりだ。…それに」
一旦、言葉を切る。その直後に
「それに、お前らみたいな死に損ないがここにいたら、何より俺の邪魔なんだよ。
…だから、行け!」
反論しかけた二人が、その言葉の意味を理解しあう。そして、また背を押される。
「行きやがれ!死に損ない共があああ!!!!」
胸の奥に湧き上がる感情を呑んで、二人は走っていった。



「……行ったか」
ビットたちが去っていった後を、無表情な目で見つめる。
「…いまの、嘘だろ?あいつらが…足手まといっての」
「ふん、気づいていやがったか」
ヴァナルドの視線の先には、床に赤いシミを作るディスの姿があった。
「…さて、この大群を、どうしたものかね…」
機械兵に視線を向け、ディスが愚痴る。
「はっ、決まっている。…全部まとめてぶちのめす」
機械兵をにらみ直したヴァナルドが、宣言する。
「可能な限り?」
「やるからには全部潰すんだよ。馬鹿かてめえは」
ふふっ、と笑いを漏らすディス。
「…ったく、ヴァナルドはいつもそうだ。何でもかんでも自分だけで抱え込んで、自分ひとりで責任とろうとして…。
まあ、それがイチバンヴァナルドらしいけどね。…それじゃ、いきますか?」
二人は顔を合わせ、頷き、そして機械兵に挑みかかっていった。




すでに、本部施設は半壊状態にあった。だが、希望は残っていた。
「はん、機械兵なんて大それた名前の割には、全然弱いじゃねえかよ!」
「以外ですね。アナタが覗き以外に得意なことがあるなんて」
普段は絶対にそりの合わないファングとレイアが、共同戦線を張っていた。
「っははは!ここぐらい守れねえと、覗きとかのし甲斐がねえってやつだぶふぉえ!」
「やっぱりそういう理由なんですね…期待した私が馬鹿でした」
いつも通りのノリに合わせ、二人は次々に機械兵を撃破していく。
瞬間、ファングの目の前に機械兵が躍り出る。
が、何かに絡め取られてそのまま墜落した。絡め取った者は
「ファングさん!今です!」
警報と振動と休養で復活したルミネスだった。確認したファングが
「おおおおらああああ!」
渾身の力でルミネスごと機械兵を両断した。一緒に真っ二つになったルミネスは、そのまま液化体の能力を解除。
もとの少女の姿に戻った後、服の袖からダガーを2本、取り出す。
(…………デルタ)
そのダガーはデルタのもの。自分に預けたまま行ってしまった彼の、唯一の形見。
「……ボクに、勇気を!」
ルミネス得意の変則起動戦法。床から壁からダガーの斬撃を繰り出し、迫る機械兵を破壊していく。
「ほおお、あの女の子なかなかやるじゃん?へへ、負けちゃいられねえな!」
三人各々、得物を駆って機械兵を打ち倒していく。





「状況はどうだ?」
ナイツロードの本部施設が黒煙を上げる様を見ながら、ミューは状況を問う。
「現在、8割の制圧が完了しています。…しかし、一部の傭兵とレッドリガが抵抗を続けているようです」
その報告を聞き、ミューはかすかに歯噛みした。
「…これだけの機械兵を送り込んで、なおも完全に制圧できないのか…。しょうがない」
ミューは、その眼差しをナイツロードに向けてこう言った。



「――――――デス・レックスを出せ!」





「調子はどうだね?」
中年の男が無線に向かい話しかける。
「本部施設が半壊しました。今、残った団員で抵抗していますが、流石に勝ち目は薄いと思います…」
無線の向こうにいる少年が、悔しそうな声を出し、すぐに元に戻す。
「Dr、彼らの出撃を要請します」
「高くつくぞ?」
「かまいません。……ビットやサジェロ、みんなを守れるなら……!」
ふっ、と男は笑う。
「わかった。全員と+αを向かわせよう」
「?…+α…ですか?」
「じきにわかるよ。それでは、すべてが終わったあとで、また会おう」
「はい」





「どうした、さっさといくぞ?」
「わーってるよ!ったく、ん、あれ?M4が入らねえ…」
「もー、ボクが持っとくよ」
「あっはは、悪いなあ」
とある施設の一部屋。三人の人が、各々戦闘のための武器を装備していた。
「…あの青髪、まさか生きているとはな」
「いやあ、よかったよかったって感じ?」
「うし、準備完了だ!行きますか!」


三人が部屋を出ると、その目前に二人。
「あれ?お前らも行くのか?」
金髪の少年が二人の少女に聞く。
「ああ、あそこの傭兵に貸しがあるからな」
「あれえ?まだ根に持ってたんだねえ。あの時は『いつものことだ』って言ったくせにねえ」
「それはそれだ。早く行くぞ。借りを返すまでにあいつが死んだら、私が困る。それに…」
長髪の少女は、とある三人を脳裏に思い浮かべた。
「……また、あの三人と戦えるのは、楽しみだからな」
5人の傭兵が、どこかへ向かう。その先には、ある施設があった。






「おい、出撃だぜ?」
一人のDJのような少年が、赤い目の少年に言葉を掛ける。
「ああ、わかっているよ。…あいつと会うのは、半年ぶりかな…」
「ほーれほれ、思い出話はいーから、早く行くよ?」
「わかったわかった。せかすな」
少女に促され、赤い目の少年はハッチ近くに立つ。すると、横にいるダガーをくるくる回す少年が声を掛ける。
「調子はどうだ?」
「上々」
と一言で返す。
「おいおい、つれねーなあお前はよ?せっかくの実践だってのに、使わなきゃそのうち忘れるぜ?」
「普段からコントロールに精を出している。問題はない」
「あーそうかいそうかい。ノリわりいなあ…」
軽い声掛けを終え、
「いくぞ!準備はいいな?」
赤い目の少年が確認する。帰ってきたのは
「「「OK!」」」
という頼もしい返事。
開いたハッチから、4人はいっせいに飛び出した。眼前にあるのは、黒煙を上げる施設だけだった。




―――――――すべてが集うそのとき、大いなる暗雲は吹き飛ぶこととなる。



                    最終章に続く


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今回クソ長いwwww
さて、いよいよ次がラストの更新となります!
前後編での構成になる予定ですので、どうぞご期待…しなくていいかw
では ノシ