コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

学園ソード?なにそれ(ry(新小説)


注意…こちらは黒歴史版です。
本編内容の修正前ですので、修正後の記事に
飛んでいただければ幸いです。



どーもどーも、コネクですよ〜w
いきなりですいませんが、学園ソード(一番最初の記事ww)は中止になりました^^;
理由は、自分の力量不足による継続困難ですw
一人称より三人称のほうが向いていると痛感しました^^;
そんなわけで学ソーは中止して、その意思を継いだ新しい学園物「学園繋録(がくえんつなぎろく)」を書くことにしました!w
騎士道を楽しみにしている人はすいませんが、少しばかりこっちに集中したいと思います。
ではでは、スタート!


*********


第1幕 新しい生活 第1話
  物騒な入学式


「あっ…た…!」
顔にこれでもかというぐらいに嬉しさを押し出している学生がいた。
理由は明白だ。
「受かったああああ!!」
憧れの学園の入試に受かったからである。



ジリリリリリリリリリリリリ!
鳴り響く目覚ましに対して
「うるさいうるさい、わかったよ!」
ぺチン、といい音を鳴らしてその音を半秒で止めるその持ち主。
「……ふう、昨日は眠れなかったなあ…」
目覚ましが鳴る前から起きている少女がつぶやく。
彼女の名はユウ。先日、晴れて憧れの学園である「桜流学園(おうりゅうがくえん)」に受かった少女である。
「うん、楽しみだ」
時計は午前6時半を指している。始業にはまだ一時間ある時間だった。
テレビの内容が面白かったのか、クスッと笑う。彼女の金色の髪が、ふわりとゆれる。
テレビを見ながら家事をこなし、そうこうする間に時間は7時。
「そろそろ行くか…」
そういうと足早に二階へあがり、準備を始める。
登校のために新調したボストンバッグに荷物を詰め、着替えを始めるが、
「……どんな服で通ってもいいんだし、いいよね…」
クローゼットには、普段着に混じって奇妙な雰囲気を出す男物の学生服があった。
フフ、と笑いながらユウは躊躇なくその学ランを着込み始める。


数分後には学ラン姿に変わっていた。
「うん、丈もピッタリだ」
そう言って少し微笑むユウ。金色の髪はまとめられ、可愛らしいポニーテールにされていた。
「よし、行くか!」
何がおかしいのか少々にやけ顔のままボストンバッグをつかみ、そのまま玄関へ。
「いってきまーす!」
一人暮らしなはずだが、いつものクセを出したまま学校に向かうのだった。


「何処だ〜…学級の名簿表〜…」
学校についたはいいがさっそくつまづいていた。進学する際によく見る学級を振り分けた表が見つからないのだ。
う〜、と唸っていると後ろから声がかかった。
「ユウ?お前ユウか?!」
聞き覚えのある声にユウが振り向く。
「あー!リクじゃん!」
そこに立つのはユウの幼馴染であるリクが立っていた。
二人が駆け寄って、リクが気づく。
「は…?お前、なんで学ラン着てんの?」
「え?今頃?さっきからずーっとこのカッコだけど?」
ユウはここに来るまでずっと学ランだ。
「い、いや、見覚えあるアタマだったからな。…いや、それよりなんでそんなカッコしてんだよ!」
聞かれて悪びれもせずに答える。
「女子の制服って着るのめんどくさいし、動きにくいんだもん」
リクは唇の端がつりあがった。


「……であるからにして、本校の教訓は…」
入学式の真っ最中である。
ちなみになぜユウが不審がられないかというと、学校の規則にある。
この学校はほぼ放任主義な学校で、登校に使用するものや服装、果てはどのクラスに行くのかでさえ自由だった。
(つまり必然的に学級の振り分け表はない)
不審に思われないポイントはそこにある。
どんな服で登校してもいい(なぜかアロハシャツはだめ)という校則のおかげで、今日でも
2割がたの人が私服状態である。
つまり男子が女子制服で登校してもよかったり(やる人は流石にいない)
女子が男子制服で登校してもいいわけである。
そんなわけで、ユウが不審がられないのである。
まあ、あまりよく思われているわけでもないが。
(暇だ…)
なんとなくユウは思う。
とそのとき、バダン!!と豪快な音とともに何者かが押し入ってきた。
「おらおらそこのガキ共!動くんじゃねえぞ!」と叫びながら式場である体育館を制圧する。
式場がにわかに騒がしくなる。警察を呼ぼうとした先生も拉致される。
「ななな、何が起こったんだよこれ!」
完全に寝ていたリクが目覚め、ついでにパニックになっている。
「強盗…集団?」
ユウがパニックになった頭でなんとか状況を整理する。
「どうなってんだよこれ!」
リクが叫ぶが
「黙れガキが!」
一喝されて黙る。
「ちっ…くそ」
悪態をつくが、同じようにユウも悪態をついていたことは気がつかなかった。


その後、何が目的かわからぬまま集団は先生に指示を出す。
と、痺れを切らした男子生徒が一人、抗議の声をあげる。
「おいてめえら!何でこんなことしやがるんだよ!」
ユウの眉が動く。リクもその少年のほうを向く。
「うるせえぞガキがあ!」
集団の一人が吼えるが、男子生徒はひるまない。
「大体何がしてえんだよ!俺らは入学式をしてるんだから、さっさと出て行けよ!」
それを聞いた集団の一人が、激昂してその生徒に襲い掛かる。
「危ない!」
思わず声を出してしまったユウ。あっけなくその男子生徒は殴り飛ばされた。
「この…っ!」
リクが出ようとするが、別のところから降った声に止められた。
「お前らっ!」
声の主はユウだった。妙に権幕のある声にはリクもたじろいだ。
「ユウ…?」
そこに興奮した集団の一人がいきり立って襲い掛かる。
「ユウ!」
しかし、そこにいた全員の予想は裏切られた。
ユウの足払いに、集団の男は派手にすっころんだ。ポニーテールが動作にあわせて揺れる。
これには幼馴染であるはずのリクが一番驚いた。
「こんの…野郎!」
倒れた男がユウにまた襲い掛かる。
今度は生徒の予想が当たった。ユウが男に見事な裏拳をヒットさせたのだ。
「ごはっ」
短い悲鳴とともに男が倒れる。それを見た集団が瞬きの間にユウを取り囲む。
「おいガキンチョ、よくも俺らの仲間にこんなことしてくれたな?」
脅迫の声にもユウはひるまない。中性的な声で相手を威嚇する。
「弱い人ほど群れるもの…ってどこかで聞いたことあるけど、ホントなんだね」
氷のような冷笑で生徒を凍りつかぜる。当たり前だが余計に連中を怒らせてしまった。
「ウザいガキだ!やっちまえ!!」
リーダーと思しき者の号令が飛ぶ。一斉に男たちがユウに向かって飛びつく。
今度も生徒の予想は当たった。突撃してきた男たちの突進は難なくかわされ、
勢いあまった男たちは互いに激突する。
別の男がバールのようなものを持ってユウに飛び掛る。
「やばっ…がは!」
反応が遅れた。バキ!と叩かれた音を立ててユウが倒れこむ。
「うぐっ…」
倒れこみ、それでも立ち上がろうとするユウに更なる一撃が加わる。
「ぐはっ!」
腹を殴られた。ドサリ、と音を鳴らし完全に倒れこむ。
「おいこのガキが、ずいぶんなまねすんじゃねえかオイ?」
うつ伏せに倒れたユウの背に、男がバールのようなものを突きつける。
「うる…さいっ!」
ユウが抵抗するが、
「ガキが大人にかなうかよ!」
「あがっ!」
無駄な抵抗だった。思い切り顔を殴られる。
『くそっ…どうにかしてユウを…』
リクは思案するが、それ以前に気にかかることがある。
『なんで…先生が動かない?』
リクはあたりを見回す。先生たちは自由だが、何かしようともしない。
『…ちっ!頼るだけ無駄かよ…よし!』
次の瞬間には、リクは動いていた。


「なんなのさ!あんた等、なにがしたいの?!」
声だけででもユウは反撃を試みるが、
「黙れっつったら黙れ!」
「ぶは!」
結局は相手を怒らせるだけだった。
「ここまでされてまだ抵抗すんのかよ!あぁ!?これ以上抵抗したら容赦しねえぞ?!」
「くっ…」
だが、ユウは反撃をあきらめない。
「このっ!」
「うおっ?!」
一瞬の隙を見てユウが動いた。抑える手が緩んだ瞬間を狙い、その手から逃れる。
「ちいっ…!てめえ、おとなしくしときゃいいものを!!!」
また戦いが始まったが、ユウには味方がいた。
「ユウ!」
リクだった。数人の反乱分子も連れていた。
「…みんな!」
ユウの顔に安堵がにじむ。
「こんだけいりゃ、あんな連中すぐ片付くさ。うし、行くぜみんな!」
「「「「オー!」」」」
その後、リクたちによる反乱で連中は鎮圧されたのだった。


「全治1週間、ですね」
「ありがとうございました、先生」
ところ変わって保健室。ぶち壊しになった入学式は現在進行中だが、ユウはかなり傷を負っていたため
治療を受けていたところだった。
「しっかし、意外ねえ…」
ユウは頭上に?を浮かべる。その顔に気づいて先生が言う。
「アナタの事よ。まさか女の子だとは思わなかったわ」
ああ、と納得する。でも
「でも、この顔で気づくもんじゃ…」
「顔じゃなくて、さっきのアレよ」
「アレ?」
「あの連中と戦ってたでしょ?それで、てっきり男の子だと…」
「あはは、そうですよね。普通学ラン着て大人と戦う女の子なんていませんよねえ」
内容と返事が少々ずれたまま、しばし二人は談笑していた。


「へ?卒業生なんですか?」
いきなり出た先刻の集団の正体に、ユウは驚いた。
「そう、なんでもこの学校に恨みを持ってるらしくてね…毎年あんな感じなのよ」
毎年という単語で、ああまたくるのか。と軽くあきれていた。
「でもびっくりしたわ。今年の新入生が立ち向かったなんて」
「いや、あれはただ…」
「たぶん、あなたたちが卒業するまで来ないでしょうね」
「ええ?!そんなに…?」
「うん、あの卒業生たちはプライドが高いから、まさか後輩に負けるなんて思ってなかったでしょうね。
たぶん、いまノイローゼ気味になってるかもねえ」
ニコニコ顔で恐ろしいことを言うなあ、とユウは思った。
そういえば、とユウが思い出したことを聞く。
「あの、なんで先生たちは動かなかったんですか?」
核心を突いてみる。すると返ってきたのは
「じつは、ここの先生たちあの卒業生に完全に舐められててね…」という答え。
みなまで言う前にわかった。
つまり、先生が口頭注意しかできないことを逆手に取られているらしい。
「それじゃ、動けないのも頷けますね…」
ユウはため息をついた。


〜下校時間〜


「か〜っ、終わった〜」
生徒たちが思い思いに帰宅する頃合い。空は綺麗な赤に染まっている。
そんな中を、ユウとリクは帰路についていた。
「ねえ、リク」
唐突にユウがしゃべりだす。
「うん?」
「あの…今日は、ありがとね」
何のことかさっぱりなリクはとりあえず、
「ん〜…ああ、まあ」
とあいまいに返してみた。



人の少ない道を、ユウとリクは並んで帰っていく。
空の赤が、二人の姿を染めていた。


*********


ふいーっ!終わったー!w
学園モノ書くつもりがバトルものにwwなぜだwww
ナイツロードが終盤にかかっておりますが、終了した後はこちらをメインに色々書いていきたいです。
ちなみに、この小説は完全なオリジナルキャラを使用しています。
メモや他の小説との関係はないに等しいのであしからず〜ww
ではでは ノシ


おまけ 二人のプロフィール


ユウ
性別:女
身長:158cm(低っw
好きなもの:甘いもの全般、歌を歌うこと、昼寝
嫌いなもの:ピーマン、ネギ、計算問題と英語
簡単な説明…
金のポニーテールが特徴的な、この物語の主人公。
幼いころのいざこざから男装する癖があり、学校に行くときは大体学ラン。
ただ、遊びに出かけたり買い物に行くときは普通な格好をしている。
学園内の男子からは通称「キラースマイラー」というあだ名で呼ばれている。
ユウの可愛らしい顔立ちで微笑みかけられれば大体の男子が一撃の下にねじ伏せられる故、こんなあだ名がついた。
普段とのギャップなのか、私服姿でキラースマイルを向けられた日には生きて帰れないそうな。

性格はいたって普通。頭はそこまでよくないが、いざというときには頼れる存在。
ただしどこか頭のネジが飛んでいるところがあり、しばしばドジをやらかす。
まあ、そんな性格にやられた男子も多いらしい(リク談)。
ただ恐ろしいまでの策略家であり、理不尽な状況では最大限その能力を発揮する。
リクからは「シャドウ状態」と呼ばれていて、もうなんというか全身に負のオーラをまとわりつかせている状態になる。
こうなると誰にも手が付けられず、冷酷なまでの策略で理不尽な目にあわせた人を次々奈落へ落としていくらしい。


リク
性別:男
身長:172cm
好きなもの:食べ物系全般、ゲーム
嫌いなもの:運動、文系の問題
簡単な説明…
ユウの幼馴染にして一番のパートナー。
男装癖のあるユウにあきれつつも色々世話を焼いている苦労人。
ユウと同じくキラースマイラーな美少年。
ユウいわく「リクのキラースマイルはホントに女子を殺している」らしい。
実際ひそかにファンクラブができているほどで、1ヶ月一回は告白を受けているらしい。
ちなみに本人は「好きな人がいるから」と毎回はぐらかしている。本当かどうかは不明。
性格までイケメンだったりするので、やっぱり人気がある。
クラス新聞にあったアンケート記事によれば、群を抜いてリクが一位だったらしい(なんのアンケートかは後々…)。
校内ではユウと付き合ってるというもっぱらのうわさだが、本人は否定…せずにはぐらかしているらしい。
(そのため必然的にユウが答えることになり、毎度毎度ユウは収拾に苦労するそうなw)


ほかにもキャラは出しますが、それはまた追々…