コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

番外〜

はーるっかーぜにみがかれてぇ、もーえ、さーかるうすらべにぃ、
しょうどーのぉかげにやられたぁ、バクチダンサー、バクチダンサーぉおどぅろおぅよぅっ!
ってことでちわーす、コネクトですぅ。


今回歌った曲:劇場版銀魂「バクチ・ダンサー」


今回は番外と言う名目ですが、実際小説でも何でもありませんw
いや、形式的には小説に近いんですが、今回はただ単に主人公達の戯れを書いていきます。



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番外小説 主人公達+αのお話


(ロケ地:滋賀県某所の大手餃子チェーン店)


「おーい、こっちこっち!」
周囲を見回すキャスケット帽の少女は、自身を呼んだのであろう声に気づいて振り向く。
大きく手を振るのは、青色のクセ毛と一本結びの髪が特徴的な少年だった。
知らされていた人物と同じ容姿をもつ人物に小さく手を振り返しながら、
少女はそちらに歩み寄る。
座敷の席には、既に少女を呼んだ少年を含めて二人が着席していた。
「お、きたかきたか」
「はじめましてー!」
「は、はじめまして…」
テーブルに肘をつく少年が手招きし、少女は青髪の少年の横に座る。
「さて、主役がきちゃったから先に自己紹介するかぁ」
首をこきこきと鳴らす少年は、少女と同じ黒い髪と灰色の上下ジャージが特徴的だった。
「改めてはじめまして、葉月来夢(はづきらいむ)。俺はお前の持ち主…いうなれば親かな?
ま、そんなポジションのコネクトだ。よろしく」
來夢と呼ばれた少女も、座った状態でコネクトと名乗った少年に一礼する。
次にコネクトが指さしたのは、先刻ライムに手を振っていた少年。
中性的な容姿の上で煌くコバルトブルーのさらっとしたハネ毛としっぽのように下がる長い髪と、
黒色のファーがあしらわれた上着にクリーム色のズボンが特徴的である。
「で、こっちはお前と同じポジションのデルタクス・アーリア。
長ったらしいからデルタって略して呼んでやってくれぃ」
「よろしく、葉月さん!」
にこりと笑うのと同時に、右手を差し出してきた。
ライムもそれをしっかりと握り返し、同じように挨拶する。
「改めて、葉月来夢です。よろしくね、デルタ君にコネクト君」


少しした後、新たな来客がふたり見えた。
「おぉ、やっと来たかいあいつら」というコネクトが手を振る。
来客たちのほうもコネクトに気づいたらしく、ぺこりと会釈してからこちらに来た。
「座って座ってー。…えーと、デルタもこいつらと会うのは初めてだよな」
「うん。…というか、マスターが作品を蔵分けするから挨拶できないんだよ?」
「バカ言え、お前なら挨拶ぐらい出来ただろーに……まあいいか」
片方はコネクトの横に、もう片方はデルタの横に座る。
先に紹介されたのは、コネクトの横に座った人物だった。
遠めに見てもさらさらだと分かってしまう茶色い長髪は、デルタと同じように一本結びにしてある。
店に入ったときはこげ茶色のコートと同じ色のハンチングを被っていて、
両方をはずした今は純白のワイシャツにチェック柄のロングボトムという硬い格好をしている。
なにより特徴的だったのは、空色の瞳を持つ、身長に似合わない幼い顔だった。
「んじゃ、こいつらも紹介だな。…こいつは日野恵(ひのけい)。こんなナリだが一応男」
ケイと呼ばれた少女のような少年は、はにかんで一礼する。
「でもって、こっちは星川優(ほしかわゆう)。なんでそんな趣向にしたのかは俺にもわからん」
続けてユウと呼ばれた少女は、男物のパーカーを羽織っていた。
その上に蓄えられる顔は、ぱっとだけみればケイよりも幼く見える。
ふんわりと結われた金髪のポニーテールが、先ほどからゆらゆらと揺れている。
「よろしくお願いしますね」と、こちらも礼儀正しく会釈する。
「でだ、ユウにケイ。こっちが俺の汎用部隊二人組のデルタとライムだ」
「よろしく!」
「よろしくお願いしますー」
デルタが元気に挨拶し、ライムはしっかりと挨拶した。
一歳違うだけでも違うなぁとコネクトはつくづく思う。


さらに数分後、もう二人の来客が見える。
見ると両方男性のようだったが、随分と年の差がありそうだった。
「くぉら、遅いぞ神宮寺にハル!」
「すまんすまん、野暮用で遅れたんだ」
「す、すんません!」
勢いよく立ち上がってコネクトがまくし立てると、年上の男性はさらっと流し、
年下の少年は素直に謝っている。
「はぁ…まあいいか。ほら、さっさときな!」
男性二人がコネクトの横に座り、新たに紹介が始まった。
「えーと、こっちのデカブツが神宮時コクト。俺の写し身でもあるな」
「よろしく」
コネクトが自分の写し身と言った男性は、確かによく見ればコネクトと大差ない容姿だった。
幾分かコクトの方が整った顔立ちをしているものの、兄弟といわれればおそらく信じれるだろう。
「そんでこっちがハル。生粋のポケモントレーナー
続けて紹介された少年は、現在13歳ということで最年少らしい。
活動的な青いジャージと、スタイリッシュなデザインの白い短パン、
サンバイザーをはずした後の髪の毛は、実にボリュームがある。
「よろしくっす!」
「ぶいっ!」
頭を下げると同時に、ハルの頭上に犬のような茶色い毛並みを持った動物が乗っかった。
「わっ、可愛い!」とデルタにユウ。
「こいつはイーブイリュートって言います。俺の相棒なんです」
「ぶいーっ」
頭からおろし、ハルはリュートを撫でてやる。
「いいか?そんで神宮寺にハル、こっちはケイで、向こうにいるのが右からユウ、デルタ、ライムだ」
「「「よろしく〜」」」
いっせいに挨拶を済ませると同時に、店員がから揚げを運んできた。



「さてまぁ、ここにお前ら主人公ズを呼んだのは他でもない。親睦を深めてもらおうと思ってな」
早速4人前ほどのから揚げの一つを、箸でつまむコネクトが話し出す。
「それぞれの世界のことを話し合ったりしてもかまわんし、外でなら対決してもかまわん。
まぁ、用は好きにコミュニケーションとってくれってことだ。以上!
ついでに食費は俺がおごるから、好きなの頼め〜」
それだけ言うと、コネクトは真っ先にから揚げをかじり始めた。
豪胆なのか説明不足なのかは置いておき、少年少女らは思い思いにコミュニケーションをとり始めた。



「あの、コネクトさん」
「ん?」
全員が食事の注文を終えた後、金髪の少女ユウがコネクトに話しかけてきた。
「…こんなこと言うのはアレですけど、なんだかセツさんに似てますよね」
「あぁー、そりゃそうだろうな。だってアイツの元キャラ俺だしー」
「昔っから、マスターは自分を小説に登場させること多かったもんねぇ。
ボクの出てたナイツロードにも文章として出てたし」
「しかもカルカーロではこいつになって出てるしなぁ」
親指でコクトのほうを指す。
「…にしちゃ、なんか随分印象違うっすよね?」
二人の顔を見比べて、思った疑問をハルが正直に口に出す。
再び口を開こうとしたコネクトを、コクトが先に喋りだして静止した。
「まぁ、俺はコイツの理想像を詰め込んであるみたいだしな。リア充だし♪」
「そういえば、コクトさんは彼女さんがいるんですよね」
思い出したようにユウが口をはさむ。
「マジすか!うぅーうらやましい!」
「ハル君はラティアスがいるじゃーん?」
デルタに茶化され、ハルはえぇとと口ごもってしまった。
「お前はからかうのが好きだなぁ、ホント」
コネクトもそれに同調し、けらけらと笑う。


料理が届いて一層やいのやいのとにぎやかになった頃、ふとデルタが横を見やる。
喧騒に包まれる中で、ライムは一人静かにラーメンを食べていた。
「…ねぇ、ライムちゃん」
「ん?」
おしゃべり好きなデルタは、無口気味になってしまっている少女に話しかける。
「喋らないの?」
「うーん……喋りたいのは山々なんだけどね。…ちょっと、割り込みづらくって」
キャスケット帽を床に置き、漆黒のシャギーウルフを物憂げな色に光らせる。
そのままラーメンを食べ進めるライムに、デルタはいたずらっ子のような笑みを向けた。
その光景を対岸から見ていたコネクトが、たらりと冷や汗をかく。
(…まずい、アレはイジリ倒すパターンだ)
彼の幼馴染であるシグマから聞いた話だが、一人でいる人間はとにかくいじるのが
デルタだそうなのだ。状況が悪化しないように祈る。
「…ライムちゃんはさ、今ここにいる男子の中で誰が好み?」
「へっ?」
誰にも聞こえないくらいの声量でそんなことを耳打ちされ、ライムはうっかり箸を取り落とした。
「な、な、いきなりなんてこと…」
「えへへ、いいじゃん?教えてよ〜」
男子ながら子悪魔的な笑みを浮かべるデルタに「内緒だよ」と告げてから、
そっと一人を指差す。
その先には、コクトに羽交い絞めにされて畳をタップするコネクトがいた。
ライムのそんな返答に、デルタは心底意外そうな顔をする。
「へぇ〜、ライムはマスターが好きなんだぁ」
こっそりちゃんをつけるのをやめ、クスクスと含み笑いを漏らす。
「い…いいでしょ、別に。何で笑うのさ?」
「ん?いやー、ちょっとねぇ……ふふっ、やっぱりなんでもない」
意味深な言葉切りと同時に、デルタは元の体勢に戻った。
「…………?」
背中に妙な寒気が走るのを、ライムはひしひしと感じる。


*********


続いちゃいます、コレがw
いやー、たまには好き放題書くのもいいですね(いつものことだけど)。


今回は、コネクトが持つ作品の主人公全員が集結しています。
具体的には
・デルタ(剣物語、騎士道)
・ユウ(繋録)
・ケイ(風)
・コクト(カルカーロ)
・ハル(遥か)
・コネクト(主。まとめ役として特別参加)
以上のメンバーです。
そこに新しく参加したライムをまじえて、どんちゃん騒いでやろうということですw
騒いだところでどうなるわけでもないですがね!


ついでなんで、今回の全員の立ち位置を下に書いておきたいと思います。
それではまた次回あいませう ノシ




全員の立場
コネクト…
 下記主人公たちの生みの親。自由奔放で、好きなこと以外はとことん面倒くさがる。
 今回、主人公たちの集いを計画したのもこいつだったり。
デルタ…
 コネクト最初の主人公キャラ。おしゃべりでイタズラ好きで何かと人を放っておけないお人よし。
 初期キャラの特権か、他作品に入り込める。何か思いついたときは笑い方が怖くなる。
 コネクトのことは基本「マスター」と呼ぶ。
ユウ…
 二番目の主人公。芯が強くて言いたいことはきちっという。
 本編同様異能の力を持っているが、今回は使わない様子。コクトとコネクトがセツに見えてしょうがない。
 目立つ金髪は健在。コネクトのことはさんをつけて呼んでいる。
ケイ…
 三番目(略)。礼儀正しくてちょっとお堅いものの、騒ぐときは騒ぐ。無駄に壊れる。
 旅の途中に立ち寄ったという設定。コクトを「風といっしょに」のコクトと勘違いした。
 携帯しているダガーは宿に置いてきたらしい。コネクトのことはさん付けで呼ぶ。
コクト…
 四番(略)。今回のメンバーでは17歳とコネクトに次いで最年長。落ち着いた態度ながら騒ぐことが好き。
 現在ホムラと熱愛中。コネクトの写し身キャラであることは知っていた。
 オラクル市街地での私服姿で参加。コネクトのことは基本呼び捨てにしている。
ハル…
 五(略)。今回のメンバーでは13歳と最年少。中二病一歩手前に来ている。
 リュートを連れて参加した。そっちばっかりちやほやされてちょっぴり複雑。
 今回はコクトに同調している。コネクトのことは「コネさん」と略す。
ライム…
 主人公見習いで、つい最近加入したいわゆる新米。空気を読みすぎて行動できなかった。
 ポジションが同じせいか、デルタがちょいちょい話しかけてくる。茶化される。いじられる。
 設定ミスかは不明だが、なぜかコネクトのことが好みらしい。コネクトのことは唯一「君」をつけて呼ぶ。


次回ロケ地予定…快活クラブカラオケブース