コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

アナザーストーリー 騎士道 すべてが終わった後のお話

はいどーも、コネクトでふ。
なんだか急にこんなの書きたくなったんでww
ちなみにこのお話は、sword story一期、および小説版ナイツロード終了後の物話です。
経った年月は2年、デルタは16歳という設定です。
まあ、sword storyは二期から16デルタを出す予定なんで、時間軸ずれるんですがねw
それと、途中みたいな感じで終わりますが続くかは未定ですwwwではどうぞ。


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「ああ〜、無茶苦茶暇だあ〜〜〜」
通路でぼやくビット。応じるのは横のサジェロ。
「そうだなあ。あの一戦以来、目立って大変な依頼も無いしなあ」
…ん?おい二人とも、もう一人抜けている気がするんだが…?
「…ん?ああ。そういや、デルタはどこに行ってるんだろうなあ?」
「ああ、そういや最近見てないな。また長期任務でも行ってるんじゃないか?」
実は最近、デルタの行方が知れない。本人によれば、長期の滞在任務に就いているらしいのだ。
「あ、そうだ。今日の依頼どうするよ?」
「まあ、掲示板でじっくりきめるかね。デルタがいればちょっとは楽になると…」
「デルタ君がどうしたの?」
「「どひゃああっ!?」」
二人の後ろから不意に声がかかる。少女の声だ。
「…あ、ああディルソルか。びっくりしたぜ」
声をかけたのはディルソル・オービット。最近入団した少女である。
長い茶髪とごつい腕輪が特徴的である。
「デルタなら、いまは長期任務でいないぜ。何か用でもあったのか?」
「ううん、二人が話してるのを見つけたから、ちょっと割りこんでみただけよ」
いたずらっ子のようにクスクスを笑うディルソルである。
「おっと、デブリーフィング(帰還、達成報告)に行かなきゃ!じゃーねっ」
さっさと走っていくディルソルであった。


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「団長、入ります」
団長室に入ってきたディルソル。眼前の座席にはレッドリガが座っている。
「ご苦労様でした、ディルソル君。では、報酬を…」
「どうも、ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をして報酬を受け取るディルソル。すると唐突に、レッドリガが声をかける。
「それでよくばれない物ですね」
「まあ、容姿はほぼ変わってますからね」
不敵に笑う両者。またレッドリガが声を出す。
「進行状況はどうですか?―――デルタ君」
その言葉はディルソルに向けられていた。そして間をおかずに、
「どうでしょうかね…5割方準備はできてます。あとは、向こうの出方を待つだけです」
ディルソルの返事が返ってきた。
「少し休憩を挟んだらどうですか?疲れは依頼遂行に支障をきたしますよ」
「よいのですか?」
「ええ、失敗は許されませんからね」
「では、お言葉に甘えて…」
そういうとディルソルは後ろを向き、目を閉じる。
数秒経つと、ディルソルの体は変化を始める。
力強そうな指になり、華奢な足にすこし筋肉がつく。髪が短くなり、茶色が抜けて蒼く染まっていく。
レッドリガの方向に向き直ったディルソルは、ほとんど別人になっていた。
「有余はどのくらいで?」
「3日以内ならいつ任務に戻ってもらっても構いません。が、あまり無理をして失敗しないようお願いします」
「わかりました。では…」
「君の活躍に期待していますよ、『デルタ君』」
変化したディルソルは名を取り換え「デルティカ・ボルト」―――『デルタ』と名乗るのだった。