コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

おひさ〜^^ byCONNECT

どもどもどもどもwwコネクトですよ〜^^
さっそく関係ないことですが、デルタは和食好きらしいですw
ささ、更新ですよw


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第2章 異変 最終話


戦闘開始から10分。両者の激突により、幾度も火花が散る。
ふわりとした着地と同時に、キーは武器を振り上げて衝撃波を出し、また飛翔。
迫る衝撃波を、デルタが切り裂き、壁に着地して蹴り、また飛ぶ。
先ほどから堂々巡りが続き、終わりが見えない戦いと化している。
(くっ、らちがあかない!こうなったらこっちから…)
ループの輪が断ち切られたかのように、デルタが刺突の構えと同時にキーへとその刃を向ける。
「むっ?!」
ペースが崩されたキーは、手にもっていた鎌剣をその場に突き刺したまま後方へ飛びのいた。
キーの白衣にわずかにかすったセイバーが、コンクリートの壁に
深く突き刺さる。狙いどおりと言わんばかりの速度で、キーが懐から装置を出し、
右手に装着。すぐさまデルタに構え、手のひらから雷球が打ち出す。
視認したデルタも、セイバーを手放して素早く二段バックステップ。
誰もいなくなった空間を、雷球が滑って行った。
続けざまに小さな雷球を作り上げ、一斉にデルタに放つ。
「そんなものっ!」
言葉より先に手が動き、ウエポンブレスからダガーを二本取り出して雷球を断ち切る。
すべて撃ち落としたデルタはダガーを連結。ブーメランにしてキーへと投げつける。
「通用するとでも?!」
新たにはめた腕のカノンから、轟音と共に火炎が吹き出る。
ダガーさえも燃えて炭になり、高温の波動はデルタへと襲い掛かる。
反応が遅れた。デルタにも、炎が降りかかる。
「うぐ、があああああああ!!!」
勢いを増す炎が、たちまちデルタの全身を覆い、燃やしていく。
「デルタ!!くっ、まってろ、今水を…」
「余計なことをするな!サジェ!」
「だが、これじゃデルタが…」
横を向いて、サジェロは息をのむ。ビットは、口に不敵な笑みをうかべていた。
「あいつは、炎程度じゃ死ねないよ」
サジェロが視線を戻すと、炎に包まれたまま地面に倒れたデルタが映った。否、
ほぼ原形はなくなっている、デルタだった物体が炎の中に見える。
「――――っ?!」
サジェロは何かを喋ろうとした。が、声は出なかった。
その時サジェロは、ビットが狂ったかのように感じた。
キーはただ、炎を見つめる。
「君の存在を、私は生涯忘れんよ。せめて、安らかに眠ってくれ…。
すぐに、友達にもあわせてやろうじゃないか」
キーがビット達の方向に進む。
身構えるサジェロと、そのまま立ち尽くすビット。
すると、唐突に
「デルタの勝ちだ」
ビットが呟く。意図を解したキーが振り向いた、―――いや、振り向こうと
したが、振り向けなかった。背には、ダガーをもったデルタが幾分殺気の収まった目でたたずんでいた。
荒い呼吸で、デルタが聞く。
「あんたの…本当の目的はなんだ…?…答えろ!」
「ふむ…、よくあの炎から無傷で脱出できたものだ」
キーのいうとおり、デルタの全身をみると火傷らしきものもなく、上着がない以外に
変化は見られなかった。
「あの程度、粒子バリアをはれば…って、こっちが質問してるんだよ。とっとと答えろ!キー!」
ちょっと乗せられたが、すぐに気を取り直してキーに聞きなおす。
「ふふ、ようやくその名が通じたか。…わかった、教えよう。
―――私は今、ある兵器を開発しているのですよ。何だかわかるかね?」
「…いや」
怪訝な顔のビットが返答する。
「殺戮兵器だよ。主の命に忠実に従う」
「な…殺戮兵器って、あんた正気かよ?!」
ようやくおちついたサジェロが聞く。
「うむ、私は正気だ。そいつを使用して、私たちの理想郷を築き上げる…
それが、われら『ルシファー』の目的だ。
私たちの邪魔になるようなら、君たちにもそいつをおくりこむやもしれん。
…もっとも、いまだ未完成だがな」
その場に、深い深い沈黙が下りた。
「では、ひさしぶりにデルタ君とも一戦交えることができて楽しかったよ。
これで失敬…」
「?!ま、待って下さい!Dr!」
去ろうとするキーを、デルタが呼び止める。その目からは、口調からは、殺気は完全に抜けていた。
「…なぜ、ここへ?」
「たまたまだよ。戦闘に加勢しようか悩んでいたら、懐かしい顔を見つけたからな」
「じゃあ、何故あんな事を言ったんですか?!」
「私は、君の本気を見たことがなかった。一度でいい。君の顔と、
その本気をみたかったのだよ」
こんどはDrと呼ばれたことを咎めず、笑顔で話す。
その顔は、遭遇したときと同じ、柔らかな笑顔だった。
「いずれまたあおう、諸君。気が向いたら、施設への招待状でも送るよ。はっはっはっ…」
若々しく笑いながら、町の迷路に消えていった。
「終わった…のか?」
「多分…」
いまいち状況の飲めない二人は、顔をあわせて首をかしげていた。
「………」
無言になったデルタは、へなへなとその場に座り込んだ。
「あ、大丈夫か?!デルタ!」
「……うん、だい…じょう……ぶ………。
ったく、あの人ときたら……変わって…ないや……」
安堵の笑みをうかべたまま、ドサッとその場に倒れ、気を失ったデルタだった。




第3章に続く





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あい、ここまで〜〜〜〜!!
…正直、死にそう…w
もういまの俺デルタと同じ状況だよww
さて、長い2章が終わり、日常パートのみでの構成予定の3章へはいりま〜す。
明日から学校だし、更新また遅れっかもww
でわ ノシ