コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

なんとな〜く…(小説)

cow中にこんにちは。コネクトですw
時間があまったんでこっちの方もすすめようかと。


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第5章 陰謀 第2話
     敵対

「派手にぶっ壊しやがって…貴様ら!」
傭兵達の前に立つ、デルタに似た男。彼の顔は、醜悪に歪んでいる。
「エンシェントが嗅ぎ付けたのはいいが…何故ナイツロードのガキまでここにいる!
俺はここの防衛を依頼したんだぞ!」
「!…ってことは、今回の依頼主はアンタなのか?!」
驚愕するサジェロが聞く。
「ふん、そこのエンシェントのガキにそそのかされたか。使えん傭兵だ」
ぶつぶつ呟きながら、男は何かの機械を構える。
「―――あっ?!あの武器は…!」
デルタの顔が驚愕に変わる。男が構えた兵装が鈍い音を立てて起動する。
瞬間、周辺から発生した黒い粒子が集束。武器に変換されてゆく。
―やがて集束を終えた武器は、デルタ達に向けられた。
「あれは…『パーティクルセイバー』?!」
そう―男が取りだしたのは、デルタの持つ特殊兵装である粒子圧縮剣「パーティクルセイバー」だった。
ただ、その刀身を形成する粒子は、黒に近い灰色で構成されていた。
「そう、パーティクルセイバーだ。複製くらいは簡単なもんだ」
男が言う。その直後、
「―――ハッ!!」
セイバーが振られ、灰色の衝撃波が飛ぶ。向かう先には、
「キャアア!?」
ルミネスがいた。そして―――


スパンという快音が響き、ルミネスは両断された。
「―ルミネス!!!」
デルタの叫びが響く。肩から脇腹にかけて真っ二つに切り裂かれ、ルミネスは床に崩れ落ちる。
「…ふん、MRも思ったより大したことはないな」
セイバーを振った男が呟く。デルタの頭に怒りの感情が湧く。
「…お前っ!」
あの時の、キーと対峙した時の、少々ドスのきいた声。いつもの倍以上に増した眼光が、一点に男を見据える。
だがデルタは、あの時よりもはるかに冷静だった。
「皆」
男に聞こえないくらいの音量で、仲間に声をとどかせる。
ルミネスを別の場所に移して。だれか数人が随伴しておいてほしい」
答えたのはレイル達エンシェントのメンバーだ。
「わ、わかった。大丈夫なのかよ?あいつ」
その問いかけに、デルタは不敵な笑みを返した。
「大丈夫。あの子は、あれじゃ死ねないから」
その言葉で、エンシェントがルミネスに向かい動く。男もそれを察知する。
「させんぞ!」
さらに衝撃波を打ち出し、エンシェントをつぶしにかかる。


――――しかしその衝撃波は、別方向から飛んできた青い衝撃波に相殺された。
振り向けば、こちらもセイバーを展開させたデルタが立っている。
「…邪魔立てをするな!」
普段とは違った威圧的な口調が、男に降りかかる。
「…ふっ、この俺にくってかかるとはいい度胸だ!まずは貴様から殺してやるよ!!!」


対峙する人と、交差するセイバー
デルタとミューの戦いが、始まった。


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はい、ここまでです。
ミューさんの名前を出すタイミングを逃しちゃったので、あんな中途半端なとこでの紹介になっちゃいました^^;
そろそろ建造も完了してるかな?じゃーノシ