コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

たまには小説も(番外SS。人気ならストーリー化)

どうもどうも、コネクトですー。


最近PSO2やり倒してますが、一応本業は小説家ですのでww
たまには本業やりますw
とかいいつつPSO2の小説ですwww
書く気あるのかという。まあいいか(ぉ
ではでは、スタートゥィング!


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注意!!
この小説はPSO2の二次創作です。原作設定など無視している場合がございますので、
そういった関連を苦手とされる方はブラウザバックを推奨します。


新光暦238年。ヒューマン、キャスト、ニューマンの3種族からなる惑星間航行船団、通称「オラクル」は、
さまざまな銀河系へと旅立っていた。
そのひとつ、オラクル船団通称「カルカーロ」船団の一角にて、物語は始まる。



#1 アークス


人工的に作られた朝日と朝靄が晴れるころ、オラクル内に住む人々の一日は始まる。
ある学生は学校へ赴き、ある社会人は仕事へいそしみ、ある家を守る者は家事を始める。
そしてあるものは、惑星調査隊「アークス」として、日夜調査に赴くのであった。


「おはよーす。今日もクソ早いな、コクト」
背後から名を呼ばれた彼の名は「神宮寺(じんぐうじ)コクト」。ここカルカーロ船団内にある
ロロノア学園に通う学生である。
「ああ。そういうお前も、今日はずいぶん早いな」
カイトが振り返った先にいたのは、銀髪の青年だった。さわやかな笑みを浮かべ、近寄ってくる。
「まあな。今日はお前に言いたい事があってだな」
「ほー。リクウともあろうものが何のようだ?」
銀髪の少年の名は「光圀(みつくに)リクウ」。コクトと同じ学校に通ういわばクラスメートだ。
得意げに鼻を鳴らしたリクウが、背負っているリュックサックから一枚の紙片を取り出す。
「……へえ、お前、アークスになるんだな」
そこに書かれていたのは、惑星調査団「アークス」となってほしいというものだった。リクウが
これまた屈託のなさげな顔で頷く。
「そうなんだよ!いままで俺たちが憧れてやまなかったアークス。それに、俺はなれるんだよ!
どうだ、うらやましいだろ!」
このリクウ、いいことがあるとひたすら自慢したがる性格なのだ。しかし今回は出来事の規模が違う。
なにせ、市民数百名のうち一人にしかなれないといわれるアークスになれるというのだ。
これにはコクトも頷いてみせる。
「ああ、すげえな……おめでと」
微笑と祝福を送ったコクトが、寂しげに俯く。
「?……なんだよ!親友がアークスになるってのに、そんな落ち込むなよ!」
そうじゃないと言いたかったが、やめておいた。彼がアークスになって悔しいのではない。
もっと、別の理由があるからなのだ。
「……まあ、その話は放課後だ。さっさと学校行こうぜ、リクウ」
「んー、そうだな。こんな時間だとは言え、駄弁ってたら遅れちまう」
いいつつ苦笑しあい、走り出そうとした矢先、コクトの動きが止まった。
「…どうした?コクト」
リクウが聞いた直後、コクトが苦い顔を作る。
「…………わぁりい、忘れ物。すまねえけど、先行っててくれるか?」
「おう、いいぜ。……最近忘れ物増えたな?記憶力ボケるような年じゃないんだからさ、
もっとしっかりしろよ!じゃ、また後で!」
「ああ、またな」
親友が去った後、コクトは一人街路にたたずむ。
その耳に装着されたヘッドカムが、警鐘を鳴らしていた。
《……くりかえします。オラクル船団『アスラクト』市街地層に、ダーカー部隊の発生を確認。
各アークスはただちに、転送したテレパイプにてアスラクト船内へ突入してください。繰りか……》
コクトが無線を切った直後、彼の目の前に「テレパイプ」と呼ばれる小さめのワープホールが
出現した。視界で確認すると、コクトはブレスレットから浮かび上がったホロディスプレイを
操作する。その瞬間、コクトが光に包まれた。
光がやんだ直後のコクトは、先ほどまでとの学生服とは打って変わった衣装を身に纏っていた。
強化スーツを連想させるような鈍い赤銀に光るスーツ。手足に装着されたジェネレーターのような
機械。背部からは補助兵装と思しき小さなウィングが取り付けられている。
そしてそのスーツの腰に下がるのは、比較的大き目のハンドセイバー。特異なグリップであることを
除けば、どこにでもあるおもちゃの剣のような武器だった。
「アークス・スーツ、状態は良好。各防御装甲も実体化に支障なし。…システムクリア」
ボソボソと呟き終わったコクトは顔を上げ、出現したテレパイプへ飛び込んだ。



―*―*―*―*―*―*―



「まったく、遅いなあいつ!」
船団アスラクト市街地。街灯は倒れ、舗装された機械的な道路は無残に砕かれている。
その只中で、黒い蟲を相手に、男性と女性2人が戦っていた。
「いいのよ。彼が現れなかったら、最悪アタシたちだけで片付けちゃえばいいのよ!」
その一人、ニューマンの女性が、傷ついたヒューマンの青年に治療魔法のレスタをかけつつ、言う。
「でも、さすがにこの数はきついですよ……!」
その言葉に、前線で巨大な槍のパルチザンを振りかぶり戦う少女が答える。
「しかたねえさ!こなかったときはこなかったときだ!オレらだけで何とかするっきゃねえさ!」
治療を終えた青年が、大型のランチャーを構えて叫ぶ。
しかし、黒い蟲の数は異常だった。少女がなぎ払おうと、青年が爆発を起こしても、女性が
炎の魔法フォイエで一掃しようと、集団はザワザワとうごめいてその数を増してゆく。
時折他の船団から来たアークスチームが一団を連れ去っていっても、かなりの数がうごめいていた。
しかしそこは手馴れのアークス。持ち前の技量とチームワークで、その数を確実に減らしていく。
が、のこり30匹あまりとなったところで、とうとう女性のフォトン残量が底をついてしまった。
これではしばらく法撃による援護は期待できない。青年が歯噛みしつつ、ランチャーのフォトンアーツ
「ディバインランチャー」を発射。蟲の集団に穴を穿つ。
と、その穴の中央に光の矢が突き刺さった。ダメージは入らなかったものの、着弾の衝撃波で
蟲の穴がさらに広がる。
光のやんだその只中に、着地姿勢をとった人物がいる。
青年が喜色の声を上げる。
「…遅いんだよ、コネクト!!」
着地した少年が、顔を上げた。武器用にはにかむと同時に、青年に向かって一言。
「ごめんなさい、遅れました」
「まあいいさ。そろそろ終わりだけど、お前もやるか?」
青年の意地悪そうな質問に、むっとしつつ少年が答える。
「もちろんですよ……俺だって呼び出されたんです。ここからは任せてくださいよ、アハトさん」
アハトと呼ばれた青年「マークアハト」が、ニッと笑う。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうかな……頼んだぜ、コネクトクン」
アハトの言葉に微笑だけを返し、少年――「D-CONNECT」こと「コネクト」が、剣の柄を握り締めた。


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なんだこのやっつけ感ww
突然思いついただけですので、別に意味なんてありません。誰がなんと言おうと意味なんて(ry
願望あれば(ないでしょうが)続き作ります。