コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。


#エピローグ 一つの終わり、無限の始まり





ここはどこだろう


――ああ、そうか。俺は


でも、ならなんで俺はこうしてるんだろう



……誰だ?俺を、呼ぶのは――――――






目を開ける。
どうにも焦点が合わず、視界がぼやける。
そこはアークセンチネルの自室だということに気づくのに、少々時間がかかった。
「おはよ、お兄ちゃん」
横から声がかかった。そちらを向くと、小さなテーブルと一緒にすえつけてあるイスに、コトミが
座っている。
「まだ動いちゃだめだよ。ボクらは皆軽傷で済んでるけど、お兄ちゃんは別。
まったく、肉体蓄積値を越したフォトン運用なんてするから、わざわざボクらがコアのところまで
迎えに行かなきゃならなかったんじゃない」
腕を組み、文句を言うようにコトミが言う。それに対し、かすれた声でコネクトは問いかける。
「……皆、無事なの、か…………?」
コトミは頷いて見せたが、直後に暗い顔になる。
「ルチアさんたちも皆この船に乗ってるけど、……トレイルブレイザー号だけが、行方不明なの」
「…どういうことだ?」
さらに質問を重ねるコネクトに対し、コトミはただ首を振る。
「脱出したってことだけは確認したんだけど、それきり船をロストしちゃったんだ。
……たぶん、マーク兄弟も、アイシャさんも」
そこでコトミは言葉を切ったが、ニュアンスは十二分に伝わった。
「……そうか」
だからこそ、コネクトは一言だけ呟いた。
彼はおそらく、カルカーロに戻りづらいのだろう。
海賊に復帰してしまったのだ。それを今更「アークスに戻る」など言った所で無茶な話だ。
彼らは多分、また別の場所で気ままに海賊業をやっていくことだろう。
その光景が不思議と想像できることに、コネクトは思わず笑いを漏らした。





橙色に光り輝く船体は、カルカーロへとむいている。
これがひとつの終わりなのか、あるいは何かの始まりなのか。
物語の行く末をしるのは、気ままな「世界」のみ…………


余談ではあるが、アークスチームの「クルーニクス」が巨大なダーカー船を撃墜した、という情報は
瞬きのうちにカルカーロ全体に広まり、クルーニクスへの入団希望者がしばらく後を絶たなかったという。





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あとがきにござーい。
まず最初に、この「カルカーロの戦士達」を読んでくださったこと、真に感謝いたします。
さまざまなオリジナル設定を盛り込んだ結果こうなりましたが、面白かったでしょうか?
書き上げてみた自分としては、正直コケたかなぁと思いますδ(´∀`;)タハハ
しかしそれなりに面白かった、とおっしゃってくれる方もいますので、この作品の出来は
皆さんで評価してみてくださいw 責任放棄とかいっちゃダメ。


マークアハト様、このようなグダグダ小説でありながら、スピンオフ小説を書いてくださったこと
厚く感謝申し上げます。
あなた様のスピンオフがなかったら、おそらくこの小説は今頃迷走していたでしょうw
重ね重ね、感謝申し上げます!


そしてここまで読んでくださった、ついてきてくださった皆さん。
カルカーロの戦士達はこれにて完結となりますが、まだまだ書ききれていない本業の物がわんさか
残っておりますw ですので、コネクトはまだまだ止まりません。ぶっちゃけ突き抜けれますw
ですので、こんなgdgd作者を、これからもよろしくお願いいたします!
では、またこの場にて
ノシ