コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

PSO2小説 カルカーロの戦士たち第3章 ジ・アポカリプス

1 帰郷〈シュウゲキ〉



≪カルカーロよりアークセンチネルへ。おかえり、英雄≫
「ただいま……でいいのかな」
無線の先のオペレーターが、苦笑気味に声を漏らす。その音を聞きながら、俺――神宮司コクトは背もたれに体を預けた。
かれこれ3年間戻っていない故郷を見つめて、次いで机に目を落とす。
写真立ての中では、6人の男女が笑っていた。俺、アハト、チアキ、アリサ、ユウナ、リクウ。
八年ほど前。チーム「クルーニクス」を結成して間もない頃、アハトの提案で一枚だけ取った、最初で最後の集合写真だった。
たった一枚だけ撮影されたそれは、今こうして俺の手元にある。彼の死を知った、俺の手にだけ。
何の因果だろうか。そう苦笑しながら、俺は小さくつぶやく。
「……ただいま、みんな」
相棒「アークセンチネル」は、揺らぎもせずにカルカーロへと向かう。




数十分後、俺は着艦した船のエアロックを開放し、3年ぶりのカルカーロへと足をつけた。
うんとひとつ伸びをし、前髪を払いながら歩いていくと、不意に前方の暗がりから人が進み出てきた。
「…………チアキさん」
「久しぶりね、コクト。……まったく、帰ってくるんなら連絡の一つくらいよこしなさい」
そういって愚痴る女性は、3年前と変わらない美貌を保つチアキ――瑠璃チアキその人だった。苦い笑いを返していると、
チアキの後ろから新たに人が駆けてくる。
「コクトぉーっ!!」
まるでタックルでもかますのかといわんばかりの勢いで、リクウ――光圀リクウが俺に向かって飛び出してくる。
とりあえず回避してから、俺は改めてリクウに手を向けた。
「よう、リクウ。久しぶりだな」
「ほんとにだよ!ったく、お前がいないと酒が寂しいんだぞー」
彼とも三年ぶりだが、酒豪っぷりは鳴りを潜めるどころか悪化していたようだ。この分だとまた付き合わされるのだろうと内心で
ため息をついていると、もう一人歩いてきた女性が笑った。
「リクウさんも、再開がうれしいんですよ。そんな微妙な顔してあげないでください」
「……そうは言うけど、俺は酒飲まないからな。はた迷惑な話なんだよ……まぁとりあえず、久しぶり、アリサさん」
女性――神楽アリサもまた、再開を喜んでくれているようだった。久しぶりに仲間たちのもとに帰ってきて、少しばかり安堵する。
かつて仲間との繋がりの証として機能していたチーム「クルーニクス」として活動しているのは、今は目の前の三人だけだ。
クルーニクスの二代目リーダーにして、現指導役のチアキ
チームの参謀的役割を担い、メカニックを兼任するアリサ。
チームの三代目リーダーとして、切込み役となったリクウ。
懐かしい顔ぶれを視界にとらえながら、俺はふとつぶやいた。
「……そういえば、船団長はうまくやってるのか?あめさん、ああいうのには弱いって言ってた気がするんだけど」
「えぇ。もう毎日忙しい忙しいの一点張りで、一週間に一回はお呼びがかかるのよ」
「しかも、船団長直属の私営部隊としてな。あめさんを守れるのはオレとしてもうれしいんだけど、いかんせん
チームと交流ができないのが困りもんだよ」
「ただでさえ、リクウさんはみなさんを心配させてますからね。もう少し、単独突撃を抑えてみてはどうでしょうか?」
アリサの言葉に、ぐぅとリクウがうなった。こうして4人で談笑を楽しむのも、いつぶりだろうか。
久しぶりにそろったクルーニクスオリジナルメンバーのやり取りに目を細めていると、不意にあることを思い出した。
「……そうだ、アリサさん。例のものは完成した?」
俺の言葉の意味を汲んだアリサが、こくとうなずいた。ついでに、なんだか不気味な微笑みを浮かべてくる。
「えぇ、それはもう素晴らしい出来栄えだとのことです。……なんか魔改造してるとか聞きましたが」
「……なんか不安だな、それ」
はたして相棒は無事なのか。そう考えながら、俺はアリサたちの先導でクルーニクスの拠点であるクォートライ号へと赴いた。




「おや、神宮寺先輩!いつの間に帰ったらしたんですか?」
船内の武装メンテナンスルームに入ってすぐ、中にいた研究班の女性が声をかけてきた。
「ついさっきさ。……例のものが完成したって聞いてね、取りに来たんだけど」
俺の姿をとらえたほかの研究者たちも、にわかに騒ぎ始める。無理もない話だ。約8年前の功績は、すでにカルカーロ……ひいてはほかの
船団のアークスたちにも知れ渡っている。
少なからず浴びせられる黄色い歓声に気取られない程度に眉を潜めていると、先ほどの女性研究員がそれを持ってきてくれた。
「……おぉ」
完璧に修復され、さらに洗練されたボディへと生まれかわった相棒に、思わずそんなつぶやきが漏れた。
慎重に手に取って確かめると同時に、女性研究員が解説を始める。
「『ダークリパルサーP(フェイズ)2』。8年前の戦いで神宮寺先輩が叩き折ったリパルサーをベースに、
実用化されている『サーハリング』や『ネグリング』のフォトン刃技術を導入し、刃の発振効率を大幅に強化。
ガンモードのフォトン収束効率の上昇と、神宮司先輩の戦術のために、フォトン流入の効率化もやっておきましたよ」
解説を一字一句よく聞きながら、俺は帰ってきた相棒である「ダークリパルサー」を軽く振ってみる。むろん周辺のものを壊さない程度に。
数度振ってみたが、追加された内部機構のおかげか重さがほどよく、軌道も全くぐらつかない。
フォトン流入のほうも、以前までの微妙な遅延が解消されているのが実感できた。傑作と言って差し支えないだろう。
「……ありがとう。これならいい戦果が出せそうな気がする」
そう言ってサムズアップを送ると、なぜかその女性研究員はしどろもどろしながらそっぽを向いてしまった。
はて、何か慌てさせるようなことを言っただろうか?という疑問を乗せた目線をリクウたちに送るが、彼らは知らんぷりだ。
「ぜってぇ天然タラシだよなーコクト」
「ほんとに。いつかホムラちゃん泣かすわねあれ」
「というか、あの反応に気づかないのはおかしいと思います……」
というつぶやきがかすかに耳に入った気がしたが、気のせいだろう。まぁいいかと思いつつ、帰ってきた相棒を
腰のマルチウェポンホルスターに取りつける。
「おかえり、相棒」と、少しばかり感慨深げな言葉とともに。
それを見ていたらしいチアキが、そういえばと言いつつ質問してくる。
「……コクト君、そういえばホムラちゃんはどうしたの?」
チアキの言葉で、そういえば言っていなかったことを思い出した。
「今は別行動で、あの子はサンダルフォンに滞在してます。……俺と一緒にこっちに顔出すのが、恥ずかしいらしくって」
それは、ここに帰還する前のことだ。
電撃的にカルカーロへ帰ることを提案したせいか、ホムラがここに俺とともに顔を出すのをためらっていたのだ。
彼女の意思を尊重するという意味で、カルカーロからほど近い惑星ナベリウス付近に停泊していたアークスシップ「サンダルフォン」にて
一時別れ、今は別行動をとっている。
その旨を話すと、チアキから「熟年なのに新生カップルって……なんか変なの」と突っ込まれた。
「まぁ、あの子なら一人でも十二分にやれるでしょうからね。心配はしてませんよ」
やけに確信を持てた言葉を紡げた、その時だった。
≪アークスシップ防衛隊各位に連絡!市街地内部に、正体不明の敵性勢力が侵入!各隊はスクランブル願う!繰り返す……≫
けたたましい警報とともに、侵入者の来訪は告げられた。


―*―*―*―*―*―*―


「OK,let's begin revenge!」
アークスシップの中に建造された高層ビルの壁をバイクで伝い、それは降りていく。
バイクのハンドルから投げ出された右手が、腰に吊られていた武器―――伝説の名器「ガンスラッシュゼロ」を引っ張り出し、
その銃口に巨大なフォトンの塊が収束する。それ―――バイクにまたがった女の前には、無数の防衛隊。
「どきな!」
瞬間、巨大な塊になったフォトンが、一条のビームとなって放たれた。防衛隊は即座に回避行動に移ったが、その大半が逃げ遅れて
光の中に飲み込まれていく。
「イヤッホォォォーーーッ!!」
ビルの外壁から飛んだバイクが地面でバウンドし、その大きな車輪がうなりをあげる。
数秒進むと、すぐに別働隊が防衛網を敷き始めた、しかし女はひるむこともなくガンスラッシュをしまい、代わりにその背中から
巨大な兵器を取り出した。
柄の部分はアークスで採用されている大剣「ザンバ」のものだったが刀身はなく、その場所には代わりに大きな機械が巻き付いている。
その機会の部分を、右手で握るハンドルにたたきつけるように乗せたかと思うと、機械の部分が展開。
二又になった機械の間に、フォトンのスパークがほとばしる。
「バスターライフル……消し飛びな!」
瞬間、そこから爆発に似たフォトンの激流が発生。強烈なフォトンの波は防衛隊をチリに変えていく。
焦土に変わったそこを高速で通り抜け、女は一直線に進む。
その目が見据えるのは、市街地の中心に位置する船団長の執務室。


数分後、すぐに女は市街地中心の執務区である、ひときわ大きなタワーの前についた。
周囲を見回した女が、不意にぐいと拳を握る。そしてガンスラッシュゼロを引き抜き、天空に向けて3発の弾丸を撃つ。
「出てこいよクソアマ!テメェに殺されたアイツの無念を晴らしに来てやったぞ!!」
その声に反応してか、ビルの正面玄関が開いてSPと思しき人間たちに守られつつ、船団長―――雨野ユウナが出てきた。
ユウナが女の姿を見つけて、一気に萎縮(いしゅく)する。
「―――――あなたは!?」
「よう、奥さん。死神のお迎え、お待たせしたぜ」
不敵に笑む女の目的を察したらしいSP、ひいては集結してきた防衛隊が周囲に展開する。
「名を名乗れ!貴様を不法入国罪で拘束させてもらうぞ!」
SPの一人がどなると、女は静かに口を動かした。
「―――あたしは『マークアハト』。わりぃけど、捕まる前に復讐させてもらうぜ!!」
女の背から、真っ白な虫の足にも似た、鋭角的な翼がはばたいた。


 * * * * * * 


「コクト君、気を付けてね。……正直、侵入者の目的がしれない」
「わかってるよ。……出ます!」
チアキの忠告を背に、俺はアークセンチネルから引っ張り出してきた地上での相棒「ジークフリート」を発進させた。
以前からの2輪型から、前一輪後ろ二輪の「トライク」型に改造された、八年間地上を駆けた相棒のハンドルは、すっかり
俺の手になじんでいる。
アークス用の区画と市街区を直接つなぐ通路から、市街地へと飛び出す。
そこで初めて、天空を覆う市街保護シールドの一角に、巨大な穴が開いているのを見つけた。
すでにあけられた穴は修復されているらしく、空気が漏れ出るということはないようだが、仮想の空を映し出せなくなったそこは
周囲の青空から一変して満天の星を映し出している。まるで、空にブラックホールができたかのように。
市街保護シールドをあれほどの規模で叩き割るような侵入者ということは、一層気が抜けない。



「……うぉっ?!」
数分相棒を走らせていると、異様な光景が目に入った。
そこにある数棟のビルさえもぶち抜いて、巨大なエネルギーの何かが通り過ぎたような跡があったのだ。
とてつもない威力だ。アークスが使用している武器でさえ、ランチャーのフォトンアーツ「ディバインランチャー」を使用して
ビル一棟を打ち崩す程度が精いっぱいなのに。
ここまでの戦力を保有しているとなると、いよいよ船が危ない。そう思った俺は、無意識にハンドルを強く握る。


 * * * * * * 


「ぐおおあぁぁぁぁっ!!」
最後に残っていた防衛隊の人間が、不可視の衝撃波に粉砕された。
無造作に手を広げていた女―――アハトが、一人取り残されたユウナを一瞥する。
「くっ……」
「ほら、周りはもういねぇぞ?アンタも一人で何とかしてみろよ、アタシの兄さんみたいに―――アンタのダンナさんみたいにさぁ!」
アハトの言葉と同時に、かざされた機械の大剣に紅蓮の爆発が起きた。
少しばかりのけぞったアハトの視線の先には、「テクター」と呼ばれる法撃職が使用する武器「ウォンド」をかざした
ユウナが立っている。
「……私だって、もとはアークスの端くれよ。あなたと渡り合うことはできなくても、人の避難のために
時間稼ぎをすることならできる」
その言葉に、しかしアハトはフンと鼻を鳴らした。大仰に手を振って、あきれ半分の表情を作る。
「あー、悪いけどアタシの目的はあんただけだ。そこらへんのモブキャラには興味ないし」
獰猛な獣のような笑みを受けて、ユウナが思わず萎縮する。その姿を見て、アハトはさらに笑う。
「さぁーて、邪魔者は消えたんだ。めんどくさい追手が来る前に、ちゃっちゃとアンタの首を取らせてもらうよ。
……つーか、こんな無駄話やってるとさぁ」
彼女の耳には、近づくエンジンの音が聞こえていた。
「追手よりも面倒なのがくるんだよねー」
めんどくさげな彼女の視線の先には、3輪のバイク。


 * * * * * * 


見つけた。
目の前では、悲惨な光景が広がっていた。
なぎ倒された防衛軍とアークス、地に濡れたアスファルト、その中心にいる船団長―――ユウナと対峙する、一つの影。
と、その人影がこちらを向いた。剣呑な目つきはかつての恩人を思い出し、ほんの少しだけ郷愁がこみ上げる。
だが、今は一刻を争う事態だ。このままの状況が維持されれば、いつユウナに手が及ぶかわからない。
そう考えて、俺はメーターの下に設けられたスイッチを押し込んだ。それと同時に後部のトランクに相当する部分が勢いよく開き、
内部から無数のミサイル弾頭が飛び出す。
数々の武装を施して、重装甲車のような機体になった相棒の攻撃を、しかし人影はたやすくかわした。
次いで、不可視の衝撃波が地面をえぐりながら滑走してきた。すんでのところでトライクを左に傾け、ドリフトすると同時に飛び降りて
衝撃波をかわす。スピンして停止したトライクをよそに、そのままダッシュで人影へと肉薄する。
「ぜえぇぇぇぃい!」
咆哮とともに「ダブルセイバー」と呼ばれる武器の一つであり、バトンの両端にフォトン刃がついたような武装「ダブルセイバーレガシー」を
投擲。円を描いて放たれたフォトンアーツ「デッドリーアーチャー」は、人影が持っていた機械の塊にはじかれた。
火花を散らしつつ弧を描いて戻ってきたダブルセイバーをキャッチし、着地して人影と対峙する。
そこで初めて、人影が女性のものだと判明した。容姿から判別すれば、俺と同年齢くらいの女性だろうか。
だが、続いて目に入った光景が俺に衝撃を与える。
女性の背中からは、真っ白な翼のようなモノが生えていたのだ。甲虫の触覚か脚部に似た鋭角的な翼が、ばさりとはためく。
(―――あの翼、ハウンド?!)
そしてその翼を、俺は知っていた。
かつて―――23年前に勃発した悪夢の大戦「4種族大戦危機」にて、ヒューマンの陣営が極秘裏に開発した生物兵器、それがハウンドだ。
すでにすべてのハウンドが処分されたと正史には伝えられているが、実際には数人のハウンドがいまだ生きている。
今は生死の知れぬ戦友にして、最初に出会ったハウンド「マークアハト」。
8年前に一度敵対し、後に俺たちとともにダーカーの拠点を屠った「マークゼクス」。
ダーカーの拠点「ハイヴ」の中で戦い、今は姿をくらましている「マークアイン」。
そして、二つの人格を持ち、今はこのカルカーロを率いている「マークノイン」―――つまり、目の前にいるユウナ。
それらハウンドには、共通の特徴があった。すなわち、鋭角的な翼。
すべてのハウンドが持つその翼は、正しくハウンドの象徴ともいえるものだった。―――正確には、アハトとユウナは
生えていなかったのだが、ゼクス曰く「普段は隠れているだけ」だそうだ。
今現在目の前にいる人間は、色こそ違えどその翼と全く同じものを持っている。新たに生産されたハウンドかとかぶりを振ったが、
その翼は俺の記憶の何かに引っかかった。
見たことがあるのだ。たしかにこの翼を、この人間を、どこかで。
だが、8年の長旅と行く先々で培ったものが、記憶にノイズを走らせる。―――思い出せない。
苦悶する俺をあざ笑うかのように、女の口が声を紡ぐ。
「……あぁ、誰かと思ったらやっぱりアナタか。ずいぶんとイケメンになったねぇ?」
女の言葉は、俺の苦悶を確信に変えた。確かにこいつは、女は、俺のことを知っている!
「―――お前は誰だ、ここに何をしに来た!」
遺恨を振り払い、俺は毅然と問う。対する女はなおも余裕気なそぶりを見せつつ、その口を開いた。


「アタシはアハト……『マークアハト』!さぁ、復讐を始めようじゃないか!」
羽ばたいた翼が、周囲をかき鳴らす。


*********


祝・アポカリプス本格始動!
ってことでフライングちわーっす、コネクトにございますー。


かねてよりこのジ・アポカリプスは、「アイラanother」が終了してからの更新となる予定でした。
ですがいざクリスマスになってみるとアイラはいまだに7話が完成せず、8話に至ってはプロットしかできてないという体たらく。
そのくせPSO2にはまって次章の構想も練り終わり、あまつさえ先んじてネタが浮かんでしまう始末。
そんなわけで予定を繰り上げ、やや前倒しでアポカリプスが始動することを告知させていただきます!


劇中で登場したマークアハトという人物は現状二人おり、
・第1章、第2章の一部に登場した男性
・第3章(今回)登場した女性
がおります。理由は後々明かされますが、勘のいい方はすでに二人目のアハトの正体に気付いているのではないでしょうか。
正体がわかったという方はネタバレコメは控えていただければ幸いですー。


また、劇中にて主人公となるコクトがダブルセイバーを使用しておりますが、現状彼の職はまだハンターですw
本編にて使用したダブルセイバーは全職装備可能な「ダブルセイバーレガシー」なので、規約的には問題ないです、はい。
後々別の武器も使用させていきますが、クラスはハンターということでよろしくお願いします。


さて、キリのいいところで次回予告!
突如カルカーロを襲った「マークアハト」を名乗る人物に、コクトは立ち向かう!
しかし同じころ、不気味な影がカルカーロを覆いつくそうとうごめいていた。
熾烈な戦いが繰り広げられる中、突如現れた異形の人型によって、ユウナが連れ去られてしまう…。
目的を失ったアハトは、戦う意味を無くしたコネクトは、迫る影に立ち向かう。


次回「巨悪―ダッシュツ―」