コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

「異能」について 大体まとめ

おひさしちゃーっす、コネクトにございますー。


今回は、ちょっとややこしくなってきた「学園天国繋録」の「異能」についての設定を
頑張ってまとめてみたいと思いますー。
(本編ほどではないにしろ)長くなっちゃうと思いますので、休み休み閲覧していただければと。


2013/4/11……オリジナル4に関しての記述を追加。


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異能まとめ…



概要…
「学園天国繋録」という物語には「異能」という事象が深く関わっている。
具体的に言えば
「科学的根拠に基づき『魔法』という技術概念が否定された後、一部の人間達が
潜在意識に眠っていた魔法を自由に行使できるようになったもの」
のことを総称して「異能」と呼んでいる。
この世界では「魔法」は現実に存在しないものとして、ファンタジー小説やゲームの中などで
散見されるだけにとどまっているが、「魔法」自体は実際に存在しているものであり、
その存在は政府や警視庁により秘匿されている。
魔法を扱える者達「異能者」もまた、政府などからの重圧により存在を秘匿しており、
表ざたにされれば処罰を受けてしまうため、力を隠して一般人を装っている。
異能が開花する原因、及び条件についてはまだ不明なことが多く、わかっていることは
・遺伝、血筋などによる法則は持たない
・異能開花の直前には、周囲に「前兆」が見られる
程度のものだった。
しかし、最近の調査によりさらに理解は進んだ。
新たに判明したものは
・すべての人が異能を持っており、それが表面化しているか潜在意識の中に眠っているかで
 一般人、異能者と区別されるようになった
・ヤケド(炎)、感電(雷)など、属性に関する外傷などで、開花する異能の属性が
 変わってくる場合も少数ながらある
・異能6属性にはそれぞれ有利不利がある
・開花後、何らかの別条件が加わることにより異能の属性が「シフト(変化)」する
・通常の異能の上位的存在である「専用異能」「イレギュラー異能」が存在する
などがある。


属性…
異能には、初期に発見された4つと後に発見された2つの、系6つの属性が存在する。
属性により、対照に与える効果、パーソナルカラー、形などが変わり、
パーソナルカラーと対照に与える効果は異能がシフト(後述)しても継続されるが、形のみ
シフト後の異能のものとなる。


炎(Frame)…
「燃える力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは赤。
スタンダードな異能で、人類の4割はこの属性を内に秘めている。
基本的な形はそのまま燃え盛る炎だが、出力方式を変えればジェットやバーナーなどのような
別の形へと買えることも可能。
どんな形にも変化させられる万能性をもつが、特に秀でているのはボール状への変化。
球状に炎を丸め、そのまま発射や投擲などの用途が特に容易に行える。
有利な属性は氷、不利な属性は風。

劇中で主に使用しているのはソウ。


雷(Lightening)…
「痺れる力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは紫。
初期4異能の中ではもっとも扱いが難しく、完全に力を引き出しきれる異能者はあまりみかけられない。
基本は落雷を自由方向に撃ち出す形をとっているが、周囲への放電、電子機器のショート、
指定座標への落雷など、コントロールが容易ではないぶん用途は多岐にわたる。
特に秀でているのは「対象方向への射出」。
有利な属性は風、不利な属性は氷。

劇中で主に使用しているのはリク。


氷(Freezing)…
「凍結する力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは青。
スタンダードではないにしろ、初期4異能のなかではもっとも扱いやすいとされている。
基本の形は「結晶」や「固体」で、それを応用して障壁の形成やバリアを発生させるなど、
他の異能とは一味違う扱い方をされる。
特に秀でているのは「物体生成」の力で、氷製という制約は出るものの
大まかな形ならば瞬時に生成できる力を持つ。
熟練者となれば、一つ一つのパーツを別々に構築して複雑な機構の物体(銃など)も生成可能になる。
有利な属性は雷、不利な属性は炎。

劇中で主に使用しているのはレン。


風(Storm)…
「切り裂く力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは緑。
中級者向けと評される異能で、特定の形がないものを形成するのに最も向いている異能。
基本の形はそのまま「渦巻く風」で、応用すればカマイタチや風の剣など、
凝った扱い方もできる。
特に秀でているのは「斬撃」で、上記のようなカマイタチはもちろん、
鉄パイプや竹刀など、本来打撃に使うような物体にも切り裂く力を付加することができる。
有利な属性は炎、不利な属性は雷。

劇中で主に使用しているのはギンとメグミ。


光(Light)…
「照らす力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは白。
4属性が発見された後に存在が提唱、露見されたいわば「次世代異能」だが、
習得者が圧倒的に少ないと言うわけでもない。
基本の形はなく、人によって炎の形になったり風の形になったりと
不定」の異能とされている。
したがって秀でた用途も人それぞれだが、固定の用途として「閃光による目くらまし」がある。
有利な属性、不利な属性はともに闇。

劇中では現在使用者はなし(セツが専用異能を持つ前、この属性を持っていた)。


闇(Dark)…
「閉ざす力」が具現化した異能で、パーソナルカラーは黒。光とは対になる存在だが、この異能が
絶対的な悪というわけではなく、むしろ光よりも所持者は多いとされている。
光と同じく基本の形や秀でた要素はないものの、固定用途に「暗闇や霧による目くらまし」がある。
有利な属性、不利な属性はともに光。

劇中で主に使用しているのはリュウジ、瑛斗。



ランク…
異能には属性ごとに「ランク」と呼ばれる段階が便宜上設けられている。
これは異能をどれほど自由に行使できるかというもので、
現在は5段階に分けられている。
ランク1…開花直後の状態。コントロールが若干不安定
ランク2…修練を積んだ状態。出力方式の変更が可能となる
ランク3…自由に異能を行使できるようになった状態。ライセンス(後述)を作成できるように
ランク4…異能のシフトが起こるようになる(発生するかどうかは人それぞれ)
ランク5…最大ランク。教官としての立場も持つ。一部のランク5の異能者は
     「頭髪がパーソナルカラーに染まる」という現象が起こる。



シフト異能…
発見された当初は「第三世代異能」とされていたが、研究チームの一人が
異能の変質を確認したため、「変化」の意味としてシフトと冠した。
一般の異能が別の属性に変質することを総称する言葉で、特徴としては
・属性と対象への効果をそのままに、形や秀でた用途が変化する
・パーソナルカラーは元の異能から引継ぎ
・初期異能から次世代異能へのシフトは可能だが、逆は不可(未観測)
などがある。
また、シフト異能は高確率で専用異能(後述)に変わるため、「専用異能を手に入れるための
途中経過」として現在は解釈されている(専用異能に変わらない場合も多々ある)。


合体技…
ちなみに、異能の力は通常個々人で運用するものだが、特定の条件が揃った場合のみ
複数人での同時運用により効果が激増する場合がある。
そのまま「合体異能」と銘打たれた条件は
・異能同士が適合しあわなければならない。
・最低限気を許せる者同士(友人同士、親友同士)としか発動できない
というもの。
条件が厳しい分その威力は普段の2乗という数値になり、合体した異能すべての効果が
同時に相手へと付与できるという強力なものとなる。



イレギュラー…
本来異能は潜在意識で眠り、開花させた際に表へと出現、一体化することで
使用可能となったものである。しかし、ごくたまに表へ出た異能の力が
細胞レベルで一体化、ランク5以上に自在に行使できるようになることがある。
その現象はそもそもなかったもの(厳密には元からあった)として、新たに
「イレギュラー」という定義が生まれた。
細胞レベルで融合したことにより、一般の異能とは変わった部分もあり
・一般の場合は高ランクでなければ人体への影響は確認できないが、
 イレギュラーの場合はランク1ほどであっても人体へと影響を及ぼす
・パーソナルカラーが既存6色とは別の色へと変わる
・他人の異能とも自在に調和し、合体技を容易にする
・既存の4つの形から外れることもある
などの特徴が挙げられる。
いまだイレギュラーのレベルに値する人間は少ないため、判明していることもまだまだ少ない。


専用異能…
また、イレギュラーの現象が後天的に発生する場合も少数ながら確認される。
その際は通常異能からの「ランクアップ」という形となり、イレギュラーとは別に
「専用異能」の名が冠される。
しかし、イレギュラーの力が後天的に発生したことによる違いもあり、
・修練を積んだ状態でイレギュラー化するため、同ランクのイレギュラーよりも威力が高くなる
・パーソナルカラーは変わるが、形自体は元の異能のまま
・合体技の発動条件から「異能同士の適合」が外れる
などの差異があげられている。
そして、専用異能へと昇華する際にはほぼ全員が異能の属性をシフトさせていることから
シフトは専用異能昇華への経過として見られている。
劇中での具体的な例はセツの「蒼炎光波」。
炎→光→専用といった具合に経過をたどっている。


名称…
人により様々な異能があるが、それらが混同することも少なくない。
そこでセイバー(後述)により「異能の名称」を定めることが義務付けられている。
例として、一般的な炎の能力は爆発により発生させる炎として「発火」と名づけられているが、
ソウの持つ炎の異能は発火とは別の方式で運用される異能であるため「紅炎魔弾」の名が冠されている。


発動方法…
太古より人のうちに眠ってきた異能の発動方法は至極単純で、
表出する形や形状の変化には、すべて「イメージ」が用いられる。
したがって、異能を発動する際には最低条件として
・異能が開花した状態であること
・開花した自身の異能の形、色を知っておくこと
がある。
発動方法は上記の通り単純なもので、
(例:炎)
燃える炎をイメージ

表出する様をイメージ(今回は手から発火とする)
という流れをくめば、すぐに異能は発動する。
その後もイメージにより異能は様々な形に変化し、様々な形の「技」として発動することも可能である。
その「技」を出す際に最も有効な手段として「技の名前を言う」ことがある。
技に個別に名前をつけておけば、他の技とイメージが混同せずにスムーズに出せるということから
熟練の異能者でも技名を叫ぶ者は多い。


制約…
異能を持つ者達のルールとして「一般の目がある場所では特定条件を除いて
異能の力を行使してはならない」というものがある。
これは一般人の混乱を避けるための暗黙の了解でもあるため、破るものは
滅多にいない。
これを破ったのはインフェルノ勢(後述)が最後であり、以降は
異能者以外の人前で発動することはタブーとされている。
そのほかの制約はほとんどがセイバーによって決められたものであり、そのほとんどは
一般の生活を脅かさないように、という信念の元に作られた制約である。


セイバーインフェルノ
異能という存在が露見した当初は好き勝手に異能を使う者がいるだけだったが、
やがてその思想は二つに分裂することになる。
一つは「現代を守るべき抑制」、もうひとつは「異能行使による世界の革新」であり、
これが後のセイバーインフェルノに発展していく。
双方とも大儀を持った戦いは過去に2度行われ、そのときの事件はどちらも表沙汰には
テロリスト同士の抗争として伝えられている。
一度目の抗争(正史には「常盤事変」として伝えられている)では後のセイバーとなる
現代を守る思想を持った者達の集団=保守派の数で押す戦法により決着がついたが、
二度目の抗争(正史には「世界同時多発テロ」として伝わっている)の時には
異能で世界に革新と変革を起こそうとする者達の集団=革新派の勢力へと
一人の人物(これが後のインフェルノ本人となる)が加入したことにより、戦局が一変する。
異能の力を効率よく運用できる人物を師とした革新派の力は増大し、次第に
数だけの保守派も押され始める。
その劣勢が原因となり、保守派内部にて分裂が発生。初代総帥ヴィルヘルムを中心とした
「調和派」と杉山准将=瑛斗を中心とした「過激派」の二つに分かれてしまい、
そちらでも不毛な抗争が発生してしまう。
そんな折、インフェルノの蜂起と同時に過激派へと3人の異能者(後のセツたち)が入隊。
インフェルノに勝るも劣らない力を持った彼らを味方につけた保守派がじりじりと押し返していき、
じきに全く同じパワーバランスの中で激しい戦いとなる。
最終的に過激派へ入隊した3人は調和派に寝返り、インフェルノを保守派の総本山である
「Magicians saver(マジシャンズ・セイバー。後のセイバーの原型となった)総司令基地」へと
封印することで戦争に終止符が打たれたものの、今でもインフェルノの思想を支持する者もいる。
同じ頃、過激派の追放により内戦も終結し、調和派の人間達が新たに「異能を管轄する組織」として
二代目総帥アストレアを中心として新たな管轄組織「World saver」を設立。
世界を壊さない程度に異能を広めることとなった。
しかし、追放された過激派の思想は凶悪化し、「選ばれた異能者以外は殺す」という思想の元
杉山准将を中心とした異能徹底管理組織「ミラーフェイス」も設立され、
以来本編中も裏でたびたび抗争が起こっている。
その一方でインフェルノの思想を継いだ者達により、二つの組織とは別に宗教的な軍勢として
インフェルノ一派」も自然蜂起。
セイバーは二つの敵に悩みを抱えつつ、異能者への措置を下し続けている。


管轄…
現在、異能者は世界異能管轄組織「world saver(以下セイバー)」により管轄されている。
種類を大別すると
・異能者の保護
 通常、開花直後の異能者は異能のコントロールが不安定であり、一定の期間の間は
 セイバーにて保護されるケースもある。
・コントロール不安定な異能者の育成
 世間に公表してしまわないよう、コントロールの制度をさらに高めるために
 上級ランクの異能者が力を育成する。
・自由使用許諾券の発行(後述)
・異能についての研究
 異能に関してはいまだ謎の部分ばかりのため、
 セイバーでは日夜異能に関する研究が行われている。
などがあげられる。


ライセンス…
開花した異能は、たとえランク1であっても使用法によっては物質を粉砕するほどの力を持っている。
ゆえに管轄対象となった異能者には「承認を受けなければ異能の発動は認められない」という
新たな制約が課される。
しかし、充分に実力をつけてコントロールが可能となった異能者は、特別な試験を受けることが可能となり、
その試験に合格すれば「ライセンス」という独断で異能の行使ができる権限を持った証を
セイバーから受領できるようになる。
ちなみに、セイバーの管轄に入る前にライセンスを受け取れる実力をつけた異能者に関しては、特例として
試験なしでライセンスが受領されることとなっている。
なお、ライセンスは定期的な更新を行う必要があり、更新を行わなかった場合は
セイバーの施設へと強制送還され、再度ライセンスを受領するためにはもう一度試験を受ける必要が生じる。


オリジナル4…
現在でこそユウ、セツなど様々な異能者が名を連ねているが、異能が認知されるきっかけとなったのは
本編の18年前、全く同じタイミングで開花した4人の男女だった。
彼らは4属性の異能を最初に開花させたものとして「オリジナル4」と呼ばれており、
一名を除いて現在は行方不明、もしくは死亡している。
炎…使用者不明。インフェルノに関与していたという説もあり、死亡説が囁かれている。
  異能名は「烈火気炎(れっかきえん)」。
雷…「紺野一哉(こんのかずや)」所持。セイバーの研究班長として在中。
  異能名は「射身電神(いしんでんしん)」。
氷…「綾乃浩介(あやのこうすけ)」所持。常盤事変の際、保守派との抗争により死亡。
  異能名は「絶大冷弩(ぜったいれいど)」。
風…「焔金恵(ほむらかなえ)」所持。異能暴発による事故で死亡。
  異能名は「牙舞太刀(かまいたち)」。





以上!
何かご不明な点があれば質問くださいなー。