コネクトの雑記スペース

創作小説、オリキャラ設定などの雑な記事を取り扱うところです。

またまたcomprite!

かぜにぃ、なびかせーっ、せーんーをーひーーいてぇー、
ながれるーよなー、かみーさきー、てきをぉーーーさすぅーっ!(うろ覚え)
ってことでこんちわっす、コネクトですー。


今回は表題どおり、またしても外伝ですw
体育祭のときにセクハラされた子とその恋人、二人組が登場する少し前のお話になります。
本編を進めたいのは山々なんですが、どうにもまとまらなくって……。


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7,5話 初夏の来訪者 by6/18


ブラジル、サンパウロ州の首都サンパウロ
南半球最大の都市であるその街を、一組の男女が歩いていた。
「ねぇ、次はどこにいく?」
「おまえなぁ……今は任務中だぞ。もうちょっと緊張感もてっての」
墨をこぼしたような漆黒の髪を蓄える少年の右腕に、さらさらとした茶髪をもった少女が
笑みを浮かべながら抱きつく。
傍から見てもカップルだと認識できるほどわかりやすい二人の態度が、見たものを和ませたり
妬かせたりする。
「……まあ、たまにはこんなんもいいけどな」
「うんうんっ!……あ、あれなんだろ?」
「……あぁ、多分土産物屋だろ。なんか買うか?」
「買う買うー!」
並んでそちらへと歩き出そうとした矢先、不意に少年のポケットから着信音が響いた。
「ちょいまち。……ベルンハルト少佐からだ」
少々の訝しみを空色の瞳に宿す少女の横で、少年は形態を取り出して通話を始める。


「コードルシファー。……どうしました、少佐」



―*―*―*―*―*―*―



「お入りします、総帥!」
「同じく、入ります」
二人の少女は、ベルンハルトと呼ぶ人物からの連絡の後、日本のとある場所に来ていた。
通された部屋の奥にあつらえられた執務机に、壮年の男が座っている。
「おぉ、来てくれたか。足労願ってすまなかったな、ルシファー君にウィン君」
ルシファーと呼ばれた少年は、小さく首を振って返事を返す。
「大丈夫です。……こうして御呼ばれになったということは、やはり奴らが?」
「うむ、その通りだ。……キミ達は、七天王の言葉に聞き覚えは?」
七天王。彼らが知るところの意味はそう多くない。
まして、急を要する呼び出しだ。それほどの意味を持つ同じ言葉といえば、一つしかない。
インフェルノですね」
ウィンと呼ばれた少女が、淡白に返す。
「そうだ。……奴の配下である七天王の一人が、ある場所に潜伏しているという噂が流れてきた」
かつて、二人の少年少女も相対したことのある七天王。
生き残りがいるとは聞いていたが、まさかなにか事を起こすつもりだろうか?
思案していると、壮年の男はノートパソコンを開き、一つの画面を表示する。
「今回、キミ達を派遣するのには訳がある。それが、これだ」
画面に映し出されたのは、どこかの学校のホームページだった。
校名は「桜流学園」。





壮年の男の依頼は、目的地である桜流学園に生徒として潜入。
先行して別の任務を遂行している「コネクト・バルダーディナス」及び「コルト・レイルソーコム」と
合流し、二つの任務を共同で遂行せよというものだった。
新たに拠点としてあてがわれたマンションの一室に向かい、二人は歩く。
「そういえばさ」
「ん?」
途中、茶髪の少女が少年に微笑みかける。
「私達、同じ部屋なんだよね。……なんか新婚みたい」
唐突にそんな言葉が飛び出してきたので、少年は驚いてつまづきそうになった。
「ばっ……そ、そんなん今言うな!もっと後にしろ!!」
「そのうちそうなるんだから、いいでしょー?」
「よくないっ!」
気恥ずかしさで赤くなりながら怒鳴る少年を、少女は悪魔のようにからかいかける。



「ほぉー、中々いいところじゃん」
その後、二人はあてがわれた部屋に送られていた荷物を整理していた。
軽く間取りを見て回ったが、二人が暮らすには不自由ないサイズの部屋である。
部屋の中にはセイバーからの手配により、すでに生活に必要なものが一通りそろえられていた。
後は互いの部屋に荷物を運び込んで、リビング周りの片づけを済ませるだけの状態。というわけで。
「メーグミぃーっ!」
「わぁぁっ!?」
気配を消して少女の背後に近づいた少年が、弾丸もかくやの速度で少女の華奢な体躯に抱きつく。
少女のほうも奇襲をかけられたせいか少し上ずった悲鳴を上げるものの、誰の仕業かを理解するとすぐに落ち着いた。
「……もぅ、奇襲は反則だよ」
「悪い悪い。でもなんか、我慢できなくってさぁー」
いたずらっ子のような無邪気な笑いを浮かべる少年が、前屈みになった体制を直しながら抱きつきなおす。
今度も少女は抵抗をせず、代わりにふっと自愛の色を混ぜた微笑を浮かべた。
「……この任務が終わったら、しばらく休暇なんだよね?」
そのまま、鈴のような声で少年に問いかける。問われた少年はさらに強く、けれどやさしく少女を抱きしめながら返事を返した。
「ああ。終われば、の話だけど、当分はな」
「そっかぁ……」
それきり少しの間会話が途切れたが、やがて少女が小さく口を開いた。
「大好き、だよ」
「俺も……って、何でそんなフラグみたいなこと言うんだよ?」
「ん、なんとなく言ってみたかったの!さて、晩御飯にしよっ?」
からっとした明快な笑みを浮かべると、そのままするりと少年の腕から抜け出してしまう。
「あっ、まってくれぇーっ!もうちょいさっきのままで頼むーっ!!」
情けない悲鳴を上げながら追いすがってくる少年を、少女は猫のような身のこなしでかわしていた。


この時間が永遠に続くとは限らないけど。
この幸せが本物かどうかは判らないけど。


でもこのときだけは、間違いなく幸せだ。


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 雑 す ぎ ワ ロ エ ナ イ 。


久しぶりにコンプリートを書きましたがなんじゃこりゃw
仕事中は構想まとまるのになんで帰ってきたら霧散しちゃうかなぁ……はぁ(落胆
内容を見ていただいたなら判ると思いますが、今回の主役はリュウメグです。
何を伝えたいのかが自分でもさっぱりわかんなくなった回なので、意味を求めたら負け、ということでひとつw


現在進行中の繋録2-1-1ですが、唐突に新しいサブキャラが登場しますwww
もともと「風といっしょに」のほうで先行登場させて、その後に繋録登場という形にする予定だったんですが、
ネタのつまり具合から今回このような形になりました。どう見ても体たらくです本当に(ry
まぁ、進行具合によっては風が進行して二人が登場することになるかもしれないんですがね。


それでは今回はここまで!
まったあーいませぅ、ノシ


(今回歌った曲:灼眼のシャナ緋色の空」)